執事 2014-10-03 19:06:06 |
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>ヒュウガ様
…花をゆっくり愛でる風情も持ち合わせていないだなんて、随分と多忙なご身分ですのね。
(注意を素直に聞いてもらえたからといってそう簡単に機嫌が元通りとはいかないらしく、遠ざかっていく相手の背中に向けて独り言のようにどことなく嫌味っぽい言葉を呟くと猫を抱いたままゆっくりと立ち上がり、こちらもこのあとの予定のために屋敷へと歩みを進めて。)
>ロレンソ様
ーーお待たせしました。モントローズ家当主、エルフリーデ・モントローズでございます。
(庭の散策を終え部屋へと戻ると思ったより早く来ていたらしい相手の存在を使用人に知らされ、軽く身なりを整えてから相手の待つ部屋へ入ると軽い会釈と共にスカートを緩く摘まみながら言葉を述べ。「…それで、貴方の主は何処にいらっしゃるのかしら?」相手の正面のソファへ腰掛けてから不躾でない程度にちらりと相手を見ると外向きの柔らかな笑みを作りながら暗に"お前相手では話にならない"と伝えるような台詞で相手の主の所在を尋ねて。)
>殿下
…にゃあ。…ふふ、貴方とならお友達になれそうね。
(動物相手なら多少気も緩むらしく、すっかり警戒心を薄めてしまったお蔭で相手の立てた小さな物音すら風のせいだろうと思い込むことでその存在に気付けず。猫に話し掛けようとするように小さな鳴き真似を口にしてからそのしなやかな体を胸に抱き、柔らかな毛に緩く頬を寄せながら静かに、しかしどことなく嬉しげな様子を滲ませたような声でぽつりと呟くと口許に笑みを浮かべて。)
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