アヤノ 2014-09-20 17:16:19 |
通報 |
(渡されたプリントは、彼が解いてくれたものともあっていつもよりも意識丁寧に鞄に仕舞い、鞄を肩にかける。教科書がどっさりと入っているために重くて肩が疲れるが、置いていくのも気が引けるのだ。そして、彼の冷たい手の上に置いた己の手を離そうとした時、彼の細く長い指が此方の手に絡まる。ひんやりとした温度が伝わってくる。あまりの出来事に顔が熱くなるのが感じられるが、照れてる暇もなく、彼に引っ張られる形でこの静かな教室を後にして。そのままつかつかと引っ張られたまま早足で歩けば。このなんともいえない空気で言葉を発することはできずに己はただ顔を赤くして俯き)
トピック検索 |