(恒例の舞踏会も終わり、丑三つ時。深閑とした夜の闇、すっかり人気もなくなった、鹿鳴館の前に立つは、怪しげな狐面の少女。面をちょいとずらして、妖艶な微笑を浮かべると、ねえ、と話しかけ)
ふふふ、どこから聞きつけてきたの?
こんな時間に、ここへお出でとは……あなた、華族の方かしら?
外来から来たお方? それとも、……奴隷? 異形の者(フリヰク)かしら?
まあ、どなたでも構いませんことよ?
……さあさ、仮面をお付けになって、そう私のように。
ここへ来たなら、一度でいい、一緒に踊りましょう、さあ、ようこそ。
――我が鹿鳴館の秘密倶楽部へ。
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