ハナミズキ 2014-08-06 15:25:24 |
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人前(魔族の前)にはあまり姿を見せたくないサラだったが、いたしかたない。
夜になるのを待ち、王様とダニエル王子にコンタクトを取った。
王と王子の目の前に、天井からヒラヒラと一枚の紙が舞い降りてきた。
それを手に取り読み終えると、紙は跡形もなく消えうせた。
連絡を貰った王子は、人払いをされて1人執務室で待っている王の下へ訪れた。
二人が揃ったのを見計らったかのように、サラとブライアンが現れた。
サラは執務室全体に結界を張り、中の様子や物音が外に漏れないように魔法をかける。
サラの話を聞き、王様は初めてその実情を知るのだった。
王とサラが話している時は、二人の王子は大人しく、仲良く遊んでいる。
ダニエルが今までに覚えた魔法を使って見せたり、ブライアンはサラから教えて貰った知識をダニエルに教えたりと、本当に仲の良い兄弟だった。
しばらく王様と話していたサラが突然ダニエルを呼び
「ダニエル、あなたにわたしの加護を授けるわ。いらっしゃい」
側に寄って来たダニエルに膝をついて抱き寄せ、額にキスを施した。
「これであなたに何が起こっても、私が瞬時に助ける事ができるわ。
ブライアンがこの城に戻るまで、あなたが守るのよ?できる?」
「はい!できます、サラ様!」
元気良く返事をするダニエルだった。
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