ハナミズキ 2014-07-29 20:56:35 |
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真実を告げるべきかどうか、マメは迷っていた。
「マメ、サイって今ごろ勉強を頑張っているのかな?
病気とかしてないよね?
マメのとこになにか連絡とか来ないの?」
「・・・・・・・。」
何も言えなかった。
いや、嘘を言いたくなかったのだ。
二人で話していても、サナは時折サイの事を振ってくる。
どうしてるかな。元気にしてるかなと。
あれから4ヶ月、サナは未だにサイの事を忘れてはいなかったのだ。
あの日からサナの時計は止まったままだった。
その事実を感じ取ったマメは圧決心をした。
「サナ、今度の日曜に会わないか?」
サナはマメと会うことで、自分の気持ちを整理する事ができるかもしれないと思い、OKの返事をした。
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