怖い夢でも見てるんじゃないか。 (柔らかい髪を撫でたまま小さく笑って問えば、視線を重ねようとしてくる相手を横目で見て「隠し事、してるんだ。」お前に。自分の中にある、ドロリとした醜い感情。今すぐにでもこの腕の中に隠してしまいたい衝動は、いつ相手を傷つけるか分からない。小さく呟くようにして言えば、相手の反応を伺うように眉を顰めて)