主(語り手) 2014-07-13 18:28:04 |
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>オーディン
悪くは無いとは、思うぜ?(コク、と頷きつつ傲慢な女程面倒なモノは無い、と溜息をついて「・・・まぁ昔の話だがな」相手の表情は見ず、だが放っておくわけでもなく、やんわりと相手の頭を撫でて。「悪いな。じゃあ少しだけ。」そう言うと何処からか眼鏡を取り出して掛ければ、何時もなら数秒で読んでしまえるというのに、殊更ゆっくりとページを捲って。「・・・そうか。ならいい。」相手の返事を聞けば、次の瞬間には興味が無さそうに視線を逸らして欠伸を一つ。「・・・俺を、か。見上げた度胸だ。」クッ、と口角を上げれば相手を見下ろして、「お前の満足しそうなモンは、何一つねぇけどなァ。」等と冗談めかして首を捻ってみてはおちゃらけた口調で。
>インキュバス
あァ、たかがキス一つだ。だが俺のキスは、俺の扱いによっては相手の生死、精神まで操れる。(淡々とした口調でそう述べて「・・・まぁお前が死にたいってんなら話は別だがな」へらへらと巫山戯た笑みを浮かべ、こう挑発すればきっと相手は諦めるだろうと踏んで。
「ああそうさ。だが神じゃない、“俺”が一途なんだ。それが“俺”が存在する為の・・・おっと。」其処で言葉を区切ってはコホン、と一つ咳払いをして流し、人間らしい自分にクスクスと笑みを零して、どうやら相手の苛立ちには気付いて居らず「それは違うな。それを言うならば、お前は余程俺に飼い慣らされたいらしい。」ニタ、と残酷且つ相手を揶揄う様な口振り。そして目を逸らす相手に俺を見ろと言わんばかりに頬に触れて此方を向かせ。「イヤイヤ。何言ってる。まだ終わってないからな。」そう言えば相手を姫のように横抱きにして大浴場へと足を進め、チャプ、と相手と自分の身体をゆっくり湯に沈めて。
>イドラ
・・・おいおい、愛娘よ、嬉しいが、ちと積極的過ぎじゃあねぇか?(クックッ、と悪戯っ子の様に楽しそうに笑えば相手の額をピン、と弾いて「はは、お前意外と百面相だよなぁ」なんて相手の意外な部分に気付けば指摘してみて、「ナルホド。お前からそーゆー言葉が出るとはな。・・・デレてくれるねェ。」相手の笑顔に笑みを深くし、ニヤニヤと厭らしい顔をして「ははァ。そうだろう?んで、其処に惚れちまったってか?」ニヤリと笑って冗談で返せば言葉と裏腹に相手の背中を宥めるように優しく撫でて。「・・・。よし、ならこっちへ来い。」相手の手を引っ張って庭を抜け出せば今度は自分の庭園へと足を運び「此処は所謂失敗作ばかりがいる通称“ゴミ箱”だ。全て地上には出せずに此処で廃棄されるのを待ってる。・・・廃棄されるなら、バラしてみてぇだろォ・・・?」と誘惑する様に相手の耳元で囁き、目の前に下手物とも言える、不格好な腕が生えたスライムの様なものを手の平に乗せて見せて。「ッ、っ!、」ハッ、ハッ、と呼吸を漏らし、相手に敵意の篭った目を向けるも抱き締められれば瞬時に理性で抑えて「・・・っ、悪い、・・・怪我、させちまった・・・」と沈んだ様な、泣きそうな声で相手の腕に恐る恐る触れて。
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