HQ!!【bl注意】

何ですか、それ。まるでオレがいつも人の話を聞いてないみたいな言い方ですね?
(その顔いいね、なんて言われても自分が自然に作ってしまった表情を思い出すことが出来ないまま次に告げられた言葉にいつものような顔で返してしまう。こうゆう所がきっと可愛げのない、というんだろうな、なんて別に考えなくてもいいことを思考しながら塩キャラメルの袋を開けて。「塩キャラメルブームってありませんでしたっけ?」と以前耳にしたことのある塩系のスイーツがブームになっていることを思い出しては自分よりその手の知識はあるであろう相手に問い掛けながら自分とあまり背丈は変わらないのに凛々しく見える相手の手にキャラメルを置き「…バレーですか、ありきたりですね」となんとも失礼なことを呟きつつ自分の口にキャラメルを放り込み

あれ…怒らせちゃった？ごめんごめん！悪い意味じゃなくてさ。マイペースな感じ、俺は好きだけどねー
(いつもの顔に戻った相手を自分の言葉で機嫌を損ねてしまったと思い、何とか弁解しようと試みて言葉を発するも果たして相手にとって良い言葉なのかわならない。何やら考えている様子で袋を開ける相手のことが気になりボーッと見つめていれば、手のひらにキャラメルを乗せられハッとして「あったあった！何なに、国見ちゃんってスイーツ男子とかいうヤツ？」そう言えば一時期やたらと塩ナントカばかり女の子たちがくれてたな、なんて考えながら口に放り込めば何だか懐かしい気分になり。女の子なら未だしも、男のバッグからキャラメルなんて自分の経験上あまりない事態に、きっと相手は余程甘いものが好きなんだろうと勝手に解釈して。「サラッと失礼なこと言うね、お前…」ありきたりだと言う相手の言葉にキャラメルを噛んでいた口の動きを止めれば、横目で相手を見て

いや、別に怒ってませんけど…オレ、だいたいこの顔してるんであんまり気にしないでくださいね。
(中学校の頃から短期間ではあるが同じ部活、学校に居たのにまさかこんな普通の顔をしただけで誤解されてしまうなんて余程自分のことなんて目に入らないぐらいあの王様が強烈だったのだろう。そう考えると相手の視線を奪い続けてる王様が憎らしくて堪らなくなるが、あまり気にしないことにしておき。「スイーツ男子じゃないですけど…オレはただ塩キャラメルが好きなだけですよ。甘党って言うんでしたっけ?」スイーツ全般が好きなわけではない、ただ塩キャラメルとかそういった類のものが好きなだけだ。相手の方がスイーツ男子だろう、なんて言ってはまた失礼だと言われるのだろうか。あまり癪に障るとこれからの生活に響きそうなので心に留めておくことにし、「はは、すいません。オレ、及川さんにお前って言われるの嫌いじゃないですよ。」そう言いながらバッグにキャラメルの袋をしまって

ふーん？じゃ、怒ったらどんな顔すんのかちょっと気になるなぁ…なんてね！
(自分の観察が行き届いていなかったのだろうか。主将として、力を引き出すセッターとして、部員のことはしっかり見ているつもりだったが今目の前に居る後輩のことはまだ何一つわかっていないらしい。そうとなればもっと相手の色々な表情が見てみたい、これからどうやって彼の未知の部分を引き出して行こうか…そんなことを考えては自然と口元に笑みを浮かべ。「へぇ、そっか。…そうだ、今度特別に及川サンのとっておきをご馳走してあげるよ」そう言えば塩ナントカが流行っていた時期、自分がハマって食べていたものを思い出しきっと相手も気に入るのではないかと提案して。突然こんなこと言い出すのも可笑しいだろうかとも思ったが、これから一緒に過ごす相手と少しでも打ち解けるキッカケになればと考え。「ふ、何それ。イラっとしないの？国見ちゃ…お前面白いね」少しだが相手が笑ってくれたことで何故か少し気分が和み、胡座をかいていた足を伸ばせば壁に凭れ先程までよりリラックスした様子で

あんまり怒ることってないですけどね?
(喜怒哀楽の感情表現が苦手だ。あんまり表情筋が柔らかくないのだろう、あの王様も今もチームメイトとして一緒に過ごしている同級生のあいつも、喜怒哀楽がちゃんとしていた。自分だけだ、こんな風なのは、きっと相手もそう思っているのだろう。どう思われていても特別何かあるわけではないのだが、しかしながら相手は笑っているので悪印象がある訳ではなさそうで安心して。「及川さんのとっておき、ですか?楽しみにしておきますね、塩キャラメルに勝るものなんてありませんけど」最後の一言はどう考えても必要ないだろう、しかし悪態をついてしまうのはもう仕方が無いことで、息を吐くように嫌味なんかを零してしまって内心反省しており。「少しはイラっとしますけど、なんか、別に嫌じゃないです。」相手の声は何故か心が落ち着く、試合の前にまるで合言葉のように言うあれも何気に気に入っている

うわ、本当に怒らせてみたくなっちゃうじゃん！
(自分は割と感情が出てしまう方だと思う。自分とは違い眈々と表情をあまり変えることなく話す相手に、部屋に入ってからのこの短時間で物凄く興味を惹かれてしまい、自分でも不思議に思い。興味を持ったものには本気で打ち込む性格である為、絶対に彼を知り尽くそうと訳の解らない決意をして。「…その言葉覚えとけよ？俺の舌を甘く見たこと、後悔させてやるから」最後に付けられた言葉に不敵な笑みを見せれば相手に向かって指を差し「やっぱイラっとするんだ？あ、でも俺が言うお前って言うのは愛が込められてるからかな〜」いつも通り飄々とした態度で言えばゆっくりと立ち上がり

やめてくださいよ、体力使うんで。
(怒ったり泣いたりするのは体力を使う。無駄な体力を使うのは試合であっても避けたいと思っているためか、日常生活で使わなくていい気力を使ってまで相手も自分も嫌な思いをすることはしたくはない。「及川さんの舌はどうかはわかりませんけど、今の所オレの中での一番は塩キャラメルなんでそこ重要ですよ?」と余程好きなのか塩キャラメルという言葉を強調して話して「そんな不必要な愛はやめてくださいよ。一方通行過ぎて笑えます」なんて辛辣なことを言って

いや、怒らせるってのは冗談だけとさ。どんだけ体力使いたくないんだよ、お前。
(確かに試合では体力を温存していて欲しい。だが日常では別の話、もっと感情を表してくれても良いのではないかと思うが無理強いすることも出来ない。これはなかなか手強そうだと考えながら「確かに美味かったけどさ、アレには負けると思うな〜。ああ早く食べさせたい！参りましたって言わせたい！！」全く引く様子のない相手が例のものを食べている場面を想像しては声のボリュームを上げ一人大袈裟に手を動かして。「アハハ、一方通行とか酷っ！お前らも愛を返してよねー」先程のキャラメルの甘さで渇いた喉を潤そうと立ち上がったところで何とも厳しい一言を耳にし苦笑しながら

怒る時はちゃんと怒るんで大丈夫ですよ、きっと。無駄な体力を使う意味がわかりません。
(自分の考え方はきっと他者からみればただの怠け者の戯言だろう。それでもいい、相手だけはわかってくれたのだ。相手は忘れているかもしれないが、こんな自分の性格をいい方向に導いてくれたのは紛れもなく相手だったわけで。「参りました、だなんて言いませんよ。オレ、甘い物にはうるさいですよ?今度もっと美味しい塩キャラメルあげますね」と相手に畳み掛けるように言うと口の中から姿を消した塩キャラメルの後味に重ねるように二つ目を食べ「及川さんは一方通行です、いつも。でも、多分みんな及川さんのこと嫌いじゃないですよ」信じてるよ、なんて軽々しく相手は口にするけれど、それは自分達だって同じことで

…そっか。たまには思いっきり怒ったり笑ったりすんのも悪くないよ？ま、これはお節介な先輩の独り言だと思ってくれて構わないけど！
(自分は先輩であり同じ部の主将ではあるが、バレー絡みならまだしも彼の日常や個人的な考えにまで口出しする権利はないだろう。そう考えて今これ以上突っ込むのは止そうと決め。「国見ちゃんってさ、意外と負けず嫌いだよねぇ？キャラメル、楽しみにしてる」熱くなった自分を冷静に突っ込んでくるかと思っていたが負けじとそのキャラメルを推して来る相手に、また少し新しい顔が見えたと密かに喜んでは相手に不自然に思われないよう顔を少し背けて小さく笑みを零して。持ってきた水の入ったペットボトルを一つ、相手の目の前に突き出せば「嫌いじゃない嫌いじゃないって…好きでもないんだ？」

募集してますか？

>31の匿名様
失礼ですが、トピをお間違いではないですか？
お相手様が1週間程お見えにならないのでしたら再募集も検討させていただきますが、現段階でその様な予定はございません。

…及川さんみたいな人ならそうゆうのが似合うんでしょうけど、オレはそうゆうのがあんまり似合いませんから。
(感情表現が上手くて表情が柔らかい相手、そんな相手だったら本気で泣いたり笑ったり怒ったりするのは割に合ってると思うが自分がそんなことしても“何だこいつ、いきなり”感があるだろう。「そうでしょうか?…そうなのかも。はい、楽しみにしていてくださいね」相手の言う通りかもしれない。自分では気付かないが、バレーの時は負けたくないなぁ、ぐらいに感じるし相手があの王様だったら余計そう感じてしまう、突き出されたペットボトルを掴みながら「嫌いじゃありません。…好きだと思いますよ?金田一とか、尊敬してるみたいですし」

そうかな？勿体無いなー。いい表情するのにさ。
(確かに表情の変化に乏しく、付き合いの長い者は別として周囲の者の殆どが彼自身が思っている通りの目で彼を見ているかもしれないが、時折見せる彼の笑顔は不思議と目を引くものがありもう突っ込むのはやめようと決意したはずなのに、又してもお節介な言葉を口にしてしまい。「あれ、自覚なかった？何かいいよね、やる気なさそうに見えるのに実は熱いってカッコ良いじゃん」やはり彼にはまだまだ面白い変化が期待出来そうだ。バレーに関しては勿論、これからの生活の中でも何か新しいものを発見出来る可能性が高い…などと考えながら無意識に鼻歌を唄って。持って来た水を一口飲めば「へぇー、金田一が俺を尊敬？…可愛いとこあるじゃん」

なんですか、それ。オレ、そんなの言われても嬉しくないですけど…
(相手の言葉に一瞬驚いたような顔をするが上記のような可愛げのない言葉と一緒にいつもの顔に戻る。こんなことを言われたのは初めてで、だいたい言われることは“もっと愛想よく出来ないの”だったからか、どんな反応をすればいいのかがわからなくて。「やる気がないんじゃなくて、なんか…無駄な体力は使いたくないんですけど、負けるのはもっと嫌です」負けた時の喪失感やコートに立つ理由がなくなる瞬間が嫌で何と無く頑張ってしまうだけ、そんなことを言いながら本当はバレーが好きだから負けたくなくて、長くコートに立っていたい思いがあるから頑張ってしまう。やる気がないわけじゃ無い、こんな性格だから仕方ないのだ。「金田一は中学の時から言ってますよ、尊敬してるって」そう言いながらチームメイトの顔を思い出して

ははっ、別にいいよ。俺はただ思ってること言っただけだからさー
(嬉しくない、口ではそう言っている相手だが、いつもの顔の様に見えて何処か違う、きっと何か思うことがあるのだろうと考えれば無理にソレを聞き出そうとはせず「俺も同じ。負けるのは嫌だよ。………ま、お前らが居れば負ける気なんてしないけどね！」負けるのは嫌だと言う相手の言葉に、ある人物の顔を思い出して。天才と呼ばれる奴らは勿論、どこにだって負けたくない。部員の最大限の力を引き出す為にはまだまだ努力せねば、そんなことを考えてつい重苦しい空気を作ってしまいハッとして誤魔化す様に笑って言えば「ふーん。で、国見ちゃんは？」興味なさ気に名前の上がった後輩の顔を思い浮かべた後、目の前の人物に何か期待するような視線を送り

…あんなこと言われたの初めてです。
(目を逸らしながら呟くように言う、これはきっと照れ隠しとかいうそんなものだろう。そんな簡単な言葉で片付けるのは無理かもしれないがこんなにも素直に何かを言うのは難しいことだったのか、そんな新しい発見なんかもあって。「オレは天才じゃないですけど、あの王様にはなれませんけど…及川さんと長く試合するために、頑張ってあげますよ」途中まではなかなかいい事を言っていたのだが、最後の方で上から目線で言葉を紡ぎ。「え?…及川さんは、中学の時から何だかチャラチャラしてるけど試合では凄い人だと思ってました」と問いかけられたものに何食わぬ顔顔で答え

……！？…ふ…ははっ！あ、ごめ…国見ちゃん、もしかして照れてんの？
(今迄とは明らかに違った反応に目を丸くすれば、上手く感情を表現出来ない様子の相手が何とも可愛らしく思えて笑いを堪え切れず。「天才も王様もムカつくだけ！お前はそのままでいいんだよ。ってか国見ちゃん、上から目線やめない？」行く手を阻む天才の存在、それを潰す為の努力なら惜しまないつもりだ。一人では勝てない中、幸い自分には信頼できる仲間がいる…勿論目の前の彼を含め。その相手からの言葉に感動しかけた矢先、それを台無しにするような生意気な態度に、張り付いたような笑みを浮かべたまま口元を引き攣らせ、更に続いた言葉に眉間に皺が寄りそうになり必死に耐えれば「コラコラ、何サラッと言っちゃってんの。俺のどこがチャラチャラしてんのさ？」

…誰がっ…‼︎照れてませんっ‼︎
(認めたくない事を相手に突っ込まれると笑われたことに対する羞恥やら何やらが混ざり合って赤くしたくもない顔が勝手に赤くなっていく。どうせこれでまた笑われるんだろう、目に見えているから隠したりなんかせずに視線だけ逸らして。「及川さんだってある意味天才じゃないですか、強いのに上を目指して努力してますし、それって才能ですよね。あぁ、すいません、ついですよ、つい。」中学の時から相手は強いのにそれでもまだまだって努力して、自分には無い闘志を持っている。自分とは逆で、真っ直ぐバレーと向き合っている気がする。それは才能で、相手は努力の天才だ。上から目線のことを指摘されれば一応謝罪しておいて、張り付いた笑みを浮かべる相手にちゃんと笑えよ、なんて思ったり。「…色々と、チャラチャラしてるような気がしますよ。でも、ちゃんと尊敬してます、バレーに関しては。」どこがチャラチャラしてるのか、問われても全体的に、としか言いようが無いため少し言葉を変えてそう述べ、しかし尊敬していることも付けたして

また新しい国見ちゃん発見〜
(軽くあしらわれると思っていたが期待を良い意味で裏切る反応が返って来て、みるみる紅く染まる頬に飲みかけのペットボトルを軽く押し当てれば楽し気に笑って。天才という単語を聞いた途端無表情になり押し当てていた手を下ろせば「ちょっとやめてよ。お前も知ってると思うけど、俺、天才って大っ嫌いなんだよね。……なんてね！ははっ、俺を褒めたって何も出ないよー？」相手に悪気はないし、寧ろ自分を褒めてくれている。だからこそ"ある意味"と頭に付けてくれたのに、いまだにその言葉に過剰に反応してしまう自分が居て。つい出てしまった本音をなかった事にしようと先程の表情が嘘のようにサッと笑顔を作れば、いつもの軽い調子に戻り。「あのねぇ、俺はチャラチャラしてんじゃなくて愛想が良くて親切なだけなの！…ったく、お前は…」