ぬし 2014-06-21 03:54:51 |
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─屋上は怖い人がたくさん居るかと思って。( 意外そうに目を見開く彼に、緩く口角を上げて小さく笑いながらも述べて。 脳内では屋上はサボり場所、イコール不良が集まる場所のようなイメージが定着しており、中々近寄れそうな所では無い。 そういえば彼も此処で授業をサボったりするのだろうか、 勝手に怖いと思っている女子なんかとも仲が良かったから僅かそんなような印象は持っていたが割りと紳士的で優しく、少しだけ払拭された気がする。 そんな事思考巡らせていると、不意に呼ばれた自分の名前にびくり、と肩震わせ。 )
え、……うん。( ようやく落ち着いてきた鼓動がまた鳴り始め、呼び捨てで呼ばれる事などいつ以来だろうか。 首を傾げる彼にこくり、と頷いて了承すれば「びっくりした、…名前知ってたんだね。」と驚いた素振りを見せ、じ、と見詰めれば。 )
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