柊 2014-06-16 01:29:42 |
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>物乃芽
…、とても、美しいものです。
生き物たちも、足跡を作って。
嗚呼、そうでした。ちゃんと、私の元にも彼ら(生き物)は訪れておりました。
(撫でられる前髪に少しくすぐったさを感じながらも、引き寄せられるように瞳を閉じながらポツリポツリと言葉を紡いで。時折、物乃芽の手に擦り寄るように顔を傾けて)
知っておりますか。雪、とは白いのですが。
けれどあれは影を作るのです、降りゆく雪を下から眺め、そうすると。
不思議なもので、黒くも見えるのです。可笑しな話です、しかし私にはそれがとても美しく見えて。
……物乃芽さんにも見せたいものです。私の見ている世界を貴方と共有できたら。
それは、きっと、……、
(次第に瞬きが増え、陽気にもあてられ。体が今まで感じたことのない温もりに包まれながら、けれど言葉はするりするりと落ちてきて。握っているはずの手にどんどん力が入らなくなっていることを感じながらも、それを必死に留めようと弱々しくも握り返し。しかし付き纏うような眠気には耐え切れず、声を小さくしながら眠りについてしまい)
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