柊 2014-06-16 01:29:42 |
|
通報 |
>物乃芽
それは―――…、
(物乃芽の見た夢だというその内容に、ピクリと柊のシラタマを撫でる手が止まる。あまりにも自身が見た夢と類似しているそれに、ゾクリと何かが這い回るような感覚さえしてきてしまって、けれどこれ以上心配はかけられまいと気丈に振る舞いながら。それでも上手に隠しきれない同様を落ち着かせようと、ズルリと落ちてきた羽織をゆったりとかけ直して。ふぅと小さく息を吐くと、真っ直ぐ物乃芽を見つめ直す)
――小童とは言いませんよ。けれど、そうですね。
きっと物乃芽さんは疲れているんですよ、私ばかりこんなに看病をされては物乃芽さんの方が大変になってしまいます。私はこのあとちゃんと床に就きますから、物乃芽さんは心配などせずゆっくり身体を休めてください、ね?
ただでさえ薬草作りでお疲れなのに……、
(きっと何かの気の迷いにしか過ぎないはずだと、振り払うように考えることを止めると次いで握る物乃芽の手を握られている方の親指で優しく甲を撫でながら。そして上記を述べると、心配しないでくださいと嬉しそうに微笑んで。もう十分すぎるほど優しさを貰ったのだから、今度は物乃芽さんに休んで欲しいという思いは柊が一番強く思っていることで――)
| トピック検索 |