柊 2014-06-16 01:29:42 |
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>柊
(襖を開き柊の様子を見た瞬間、全身が震撼し一瞬息が止まる。何か懸命に求め縋るように宙に伸ばされた細い腕は震えていて、全身酷い汗で濡れているように見えた。「ミャー」なくシラタマの声に我に返ると慌てて柊の元に掛けよりその震える手を両手で包み込んで
柊!!…柊、俺はここにいる。今帰ったから、なあ、柊ッ!
(脇目もふらず相手の名前を必死に呼びかけ己は今ここにいるのだと懸命に伝える。それと同時に一人にしてしまったことを酷く後悔し自責の念に囚われれば包み込む手に力が籠もって。そして己自身汗でぐっしょりとしている為あまり相手には触れないようにしようと思っていたがそんなことはもう頭になく気付けば相手を抱き起こし腕の中に閉じこめていて。
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