柊 2014-06-16 01:29:42 |
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>柊
(朝日が差し込む頃何やら顔面を柔らかいものがプニプニと押してくる感触に意識が浮上するがまだ眠たいと布団を被りながら寝返りを打つ。その瞬間、その柔らかいものが突如凶器と化し鋭く尖ったものが頭に刺さって
…ッ痛!?…おい、シラタマ何するんだよ……
(己の上に乗るそのプニプニと凶器の正体、シラタマに向かって寝起きのせいか不機嫌を顕わにして髪を掻きながら睨み付ける。するとシラタマが“お前が何してるだ”とでも言うように目を細めミャーと再び鋭い爪を立てて
やめろって…何で俺ばっかりそんな態度……--柊?
(シラタマを抱えながらぶつくさ言い上体を起こすとそこではじめて隣で眠る柊の様子がおかしい事に気が付く。いつも静かに寝息を立てているはずの相手は酷く苦しそうに息をしていて、頬は蒸気したように赤く色付いている。そこで一気に目が冴え蒼白になると相手の布団に近付きその細く白い手を取って
…お、おい、柊、大丈夫か?…どうしたんだよ。…こんな熱い…っ、なあ、柊!
(いつもひんやりと冷たい手は異様に熱く本当に溶けて無くなってしまうのではないかと恐怖にかられ柄にもなく焦ってしまい“風邪”と分かっているはずなのに今はそれを考える余裕すらなく。ただただ相手の手を握ってお願いだから此方を見て声を聞かせて欲しいと
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