柊 2014-06-16 01:29:42 |
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(/一日時間が空いてしまって申し訳ないです(・・;)!!!)
>物乃芽
――――、物、乃芽さ、
(髪からそっと離れた手が、今度は頬に触れて。ゆっくりと目の合うその瞬間に、まるで世界が止まったような、そんな気さえしてくる。しばらくするとシラタマはトタトタと軽やかに縁側から離れ、残った二人の空間にどこか気まずさか、それとも何かもどかしさを覚えながら。瞬間、そっと回った物乃芽の腕に、寄せられた顔。目を見開きながら、柊は驚いたように口を小さく開け上記を述べる)
――…確かに、物乃芽さんは命が育まれる季節に存在するお方ですから。死が近い冬の私とは違って恵まれた環境に育ったかもしれません。私は貴方が羨ましくて仕方がありませんでしたが、物乃芽さんがおっしゃるように、私もまた貴方にこうやってお会いしなければ己を憎んでばかりでした。
(唇が触れ合う寸でのところ、そこから僅かにだが顔を離すと、まるでシラタマのように物乃芽の頬に己の頬をスリスリと擦り寄せて。それから物乃芽の首筋に顔を埋めると、深く息を吸い込む)
物乃芽さん、どうか私を叱ってくださいな。
私は貴方に触れたくて仕方がありません、抱きしめてもらいたくて心が疼くのです。
手を繋ぎたくて、抱きしめてもらいたくて。
なんて浅はかで邪な考えをもっているのかと、私自身己を叱咤せずにはいられない程。
私は、――――私は、貴方に愛されたくて仕方が無いのです。
(「嗚呼、もう駄目だ」と心内で思いながら、溢れてしまう感情はどうにもできないもので。聞かれた以前の質問に、シラタマと物乃芽どちらが大切かなど。知っていたのに、知らない振りをしようとして。同じ大切でも、明らかに違うものがあるのに。けれどそれは言葉に出来ないと、そう思っていた筈が、彼に触れることによってどんどん膨らんで。最後には声をすぼめながら、小さく小さく呟くように。そして思い切って自身を叱って欲しいと、そう懇願するように困った表情で笑いなら)
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