柊 2014-06-16 01:29:42 |
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>柊
……一生、か。そうだな。…こいつは雌だからな。……春と冬か
もうあれだよ。タマでいいんじゃないか…無難だろ。猫はタマかミケだと本に、書いてあった……
(命名を振られると握り合う手はそのままに相手と向き合う形で横になり、ざらつく舌で手を舐める猫を眺めては考え込むように一度目を閉じて。春と冬といえば椿や牡丹、梅などの花がすぐに思い浮かんだが、なにかしっくりこず眠気もあって面倒なわけではないがどこか投げやりなふうに言って。
柊…もう、無茶はするなよ。…寿命が、…縮む。……あんたとは少しでも…永く、こうしていたいんだ……あんたのことが、好き…だから—---
(相手の方が疲れているだろうに、柊が目の前にいる安心感と緊張がとけたせいか一気に睡魔が襲ってくれば声量は語尾に行くほど小さくなっていき、最後は殆ど消え入りそうな声で無意識に言えば静かに寝息を立て始め。それでも柊の手を握る力はほとんど変わりなく
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