ぬし 2014-06-15 20:42:48 |
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>鈴木くん
あ、りがと…ごめんね、いきなり話に入ってきちゃって。
(女の子がいきなり男子の輪に入ろうとすれば多少なり戸惑われるかと思っていたが快く受け入れてくれた面々にほっと息をつき。此方が椅子を探すより早く座るようにと差し出してくれる相手の気遣いが、きっと自分に対してだけの特別なことではないのだろうが非常に胸をときめかせてしまい照れから僅かに顔を俯かせながら礼を口にすると少々強引だった介入に申し訳なさそうに言葉を続けて。スカートが変に捲れないようにそっと椅子に腰を下ろすとちょんと膝に両手を添えてから「…それで、何のお話ししてたの?」などと、緩く首を傾げながら尋ねて。)
>華ちゃん
ふふ、いいよー。じゃあね、じゃあ…私は卵焼きあげよっかな。華ちゃん、甘いの大丈夫?
(家庭の影響か相手の弁当は何時もながら豪華で、自身の母が作る弁当も勿論大好きだが毎度のことながら相手の弁当には感嘆を漏らしてしまい。そんな弁当を持ってくる相手がお世辞にも超一流の味、とはいかない自身の母の弁当が欲しいと言ったのには少々驚いてしまい暫し考えてしまうものの、しかし大好きな彼女が望むなら、と了承とばかりに頷けばどちらかと言えば何時も格好いいイメージの彼女から持ち出された交換っこという如何にもな女の子のやり取りに思わず笑みを溢して。自分のお気に入りの卵焼きをひとつ箸で摘まみ一応甘い砂糖の味付けでも大丈夫か尋ねてから少し悩むような仕草で唇に指を当てると、どうやら綺麗に盛り付けられた彼女の弁当のおかずの上や如何にも上等そうな重箱の蓋に自分の卵焼きを置くのが何となく戸惑われたのか「…卵焼き、何処に置けばいいかな?」などと呟き。)
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