── 俺は、何度だって願うよ。
── もし、許されるなら
── 少しでも長く、お前らの傍に…
その日、夏祭りで賑わう神社の参道を抜け、御狐様の祀られている社の裏山で、俺達の秘密基地で、俺らは小さな約束をした。
カラフルなラムネを手に、打ち上げ花火を見詰めながら。
白「俺、ずっとお前らとこうして花火見に来たい」
赤「当然。お前だってもう俺らの仲間じゃん」
青「来年は絶対お前ら浴衣で来いよ」
緑「ごめんて!!いつまで引きずってんだよー」
その時俺は、心から願った。
どうかこの約束が、果たされるように。
彼奴の夏が、来年も幸せな物であるように。
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