学園長 2014-05-17 17:20:46 |
|
通報 |
>ゼロくん
ふふっ…貴方のその言葉、彼に似ているわ。歩んだ道は全く違うのに、本当にそっくりよ。
母が病で亡くなってから、父は祖父と喧嘩した挙げ句に幼い私を置いて家を飛び出したの。決別して…過去を過去にする為に学園に入学したけれど、居たのは骨だけだった。最低な父親ね、決別して忘れる事すらさせないなんて(含みを持たして微笑むと、全く違う筈の友人の姿を相手に重ねて見ていた事を述べ。決して長くは続かなかった円満な家庭だったが、それでも自分にとっては大切な記憶。決別こそ出来なかったが自分の中で既に整理がついているのか、本当に最低な父親、と呟くその表情はあまりにも穏やかで。
その注目を向けてくる生徒の一部が、貴方に恋をしている事は推理するまでも無いわ。
本当に罪な人なのね…。せっかく学生になったのだから可愛い恋人でも作れば良いでしょうに(自分の立場的な面もあり、他生徒から一線を引いている己が言えた事ではないと薄々理解しつつも、苦笑いを浮かべながら相手に注目の真相を教えてやり。
>雷電先生
私は超高校級の探偵としての自分を守っていたいんだと思います。…何より探偵は感謝されるだけの職じゃありませんから。
先生はもっと幸せになって良いと思いますよ。だって先生は自分で未来を掴めたんだから(探偵としての自分を恨む人間はたくさん居る。そんな自分が恋人を作れば、相手がただで済むとは思えないのだ。大切な人間を失うのは怖い、と過去の経験から染み付いている。場や時に流されるだけでなく、自分の力で未来を作った相手は今までの分も幸せになれる筈、寧ろそうならなければ可笑しいと、何処か確信めいた表情で。「私には出来る事が限られています。でも、大切な人を失う辛さは誰よりも理解しているつもりです。…良い依頼主になれれば良いんですが。」相手の述べる利害関係に理解を示すが、人を使うという責任も理解している為、頷く事はせずに。
>那珂さん
最近は野菜も甘くなってるからお菓子にも取り入れ易くなってるのかしらね。あまり料理について詳しくは知らないのだけれど。
いいえ、私の経験した世界が暗すぎるのよ。隣の人間を疑い、隣の人間に疑いの目を向けられる…正に生き地獄の様な場所に居た事があるから(時代を追う毎に糖度の上がり続ける野菜には驚きを隠せないのか、顎に手を添え考える仕草をして。優しく微笑み相手の髪に軽く触れると、自分の駆け抜けた学園生活について悲しげに目を伏せて語り。「し…失礼ね。私だってドラ○もん位は読んだ事あるわ。漫画コーナーは入った事もないけれど…。」霧切家の書棚に並べられたのは古今東西のミステリー小説と専門書ばかりで漫画は殆ど目にした事がない。ただ昔買い与えられ、ドラ○もんだけは読んだ事があるらしく何処か自慢気で。
(/皆様、なかなか来られない駄目主ですが今後とも宜しくお願いします…!)
| トピック検索 |