ただ、御前と居たいだけ。 / bl

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（　彼は何を思っているのだろうか｡己の事を"友達"だと思っているのだろうか｡其とも､他人だと思っているのか｡良く､解らないけどきっと他人では無い筈だ｡彼に迷惑掛けたくは無くて､其はこんな己の事でわざわざ惑わす様な事を言っても､駄目だと思ったから｡だから迷惑掛けてしまうのなら思いきって彼から離れてみようかな｡でも､流石に無理だろうな｡彼が､居ないと己は存在している意味が無いだろう｡彼の為に動く事は無いけど､力にはなれる筈だから｡ふ､と微かに息を吐き出しては､無言で彼を見詰めれば考え込んで｡｢__..そんな事は無い｡溜め込んでは無いが､只､俺が話さないだけだ｡_..御前には一番迷惑掛けたくねｪよ?俺は｡..御前も色々有るのに俺が話したら御前が大変だろ｡だから､俺は御前には一切話さない｡_..御前も俺に頼ってくれば?｣と首を微かに傾げ前記を述べては彼を見詰め｡溜め込むﾀｲﾌﾟだが其は只己が話そうとはしていないだけで彼には関係ないだろうな｡そんな事を考えながら不貞腐れた様な表情をしている彼を見ればふ､と微かに息を吐き出して｡｢__黙れ｡ﾆﾔﾆﾔすんな｡｣と眉を寄せながら前記を述べては彼は何故かﾆﾔﾆﾔ｡嗚呼､面白いのだろうか?ﾆﾝｼﾞﾝが嫌いなだけで｡｢__嗚呼､なら大丈夫だ｡ん､行っても良いが?｣と微かに首を傾げては彼を見詰め前記を述べて｡ﾒｰﾙの返事が返ってくれば思わず微かに鼻で笑い｡"また暴力振るわれる為に帰ってくるのか?"と言うﾒｰﾙの内容で｡嗚呼､ほんと俺は馬鹿だと思うしｺｲﾂ等も馬鹿だ｡"そんな訳無いだろ｡雨と一緒に行くんだよ｡馬鹿だな..ほんと｡"と生意気なﾒｰﾙを送れば携帯をﾎﾟｹｯﾄに仕舞い｡　）