あ、九頭竜さん? (数冊の本を体育教師達の部屋に入る手前の机に置き、部屋に入ろうとした時に足元に転がってきたボール。拾い上げて振り返ると向こうから笑顔で走ってくる相手を見つけて驚きから一瞬固まりながら思わず相手の名前を小さく漏らして。ふと、知り合いでもないのに名前を知っているなんて有り得ないよなと慌てて口をつぐむとボールを軽く投げて)