みー 2014-04-27 21:02:41 |
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2.ハチミツ
ーーーーーダムダムッ。バシッ!!!!!
「…はぁ。」
私は一人ため息をつく。
私は秀徳男子バスケ部のマネージャーなんだ。
今は朝練中…
平日の朝はほぼ毎日朝練がある。
…もちろん、そこにはお兄ちゃんもいるわけで。
ーーーーーバシュッ。
「宮地ナイスシュー!!!!」
お兄ちゃんがシュートを決めたらしく、木村さん達がお兄ちゃんに声をかけている。
他の沢山の部員達に囲まれているお兄ちゃんは笑顔で…
それは私にはこれからずっと向けられることのない眩しいくらいの笑顔で。
それだけで、キュンッとして。
嬉しくて。
幸せで。
でも、苦しくて。
悲しくて。
辛くて。
凄い複雑な気持ちになる。
マネージャーの仕事をしていても、
他の部員と話していても、
何をしていても…
気付いたら私はいつもお兄ちゃんを目でおっているんだ。
いつも冷たくて、どんなにキツいことを言われても…
私は お兄ちゃんを嫌いにならない。
…ううん。なれないんだ。
だって、お兄ちゃんは金髪で背が高いし、
物騒なこと言うから怖がられるときもあるけど…
本当は、不器用で照れ屋で、、
誰よりも努力家で、真面目で…
…すっごい優しいことを知っているから。
ハチミツ色の綺麗な髪の毛についた汗の粒が光ってて…
すごい綺麗で…かっこよくて…
胸がギュッとなる。
「カッコいい…」
だからモテちゃうんだよ。
どうして、
なんで…
私はこんなにもーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お兄ちゃんを好きになってしまったんだろう。
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