………きゅん。 何だろう、何か変な音が聞こえた。 気のせいだと、言い聞かせながら言葉を紡ぐ。 「大丈夫です。貴女のものなら、召し上がらない者はおりません」 そう言って再び頭を撫でる。 白く柔らかい髪が手に絡まり心地よさを増す。 一すくい、口づければ甘く、柔らかな香りが広がる。 (いえいえ、そのような事は……<(_ _)>)