「そんな……恐れ多くございますよ。それと、私は言名とお呼び下さい」 小さく傾げる姿がまるで小動物のようで、とても愛らしく写る。 旦那様が溺愛する理由が分かると一人納得しながら小さくフォークに突き刺した桜餅を口元へ運ぶ。 「お嬢様、せっかくですから、………はい。あーん」 (それでは、姫菜。自分も言名と呼び捨てで大丈夫です故(笑))