レッサーパンダ 2014-02-18 22:40:42 |
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( 夜空に瞬く星たちは手を伸ばせば届きそうなのに──、伸ばした手には何も掴めない。彼女は一人、気づかれぬ様溜息を零し、自分の手に視線を落とす。この手であの人の温もりを感じていたい。叶わぬ事のない願いを胸の奥に秘め、彼女は顔を上げ〝王子〟に微笑み掛けた。彼女自身の婚約者にして、時期国王。使用人たちはめでたい事だと言ったけど──、好きでもない相手との婚約なんて何が良いのか理解出来なかった。それでも、彼女は〝姫君〟。父親の期待も、王子の想いも、国民の希望も、全て背負わなくてはならない。それでもこの想いを告げる事が許されるのなら──、貴方に気持ちを伝えたい。彼女は王子の腕に自身の腕を絡ませ、あの人と姿を重ねながら。 )
──お慕い申しております、王子様。
(/あちらで書き込みをさせて頂いた者です!シュチュエーション的には、王子と婚約を結んだ直後のつもりです。まだ拙いロルではありますが、ご検討くださいませ。)
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