氷河 2014-02-18 00:58:55 |
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二人が去ってしまった後、俺達を僅か気まずい空気が包んだ。
君は泣いて俯いてしまっている、女友達等居なく恋人が居た経験も無い俺はこんな状況で一体どんな言葉を掛ければ良いのか一体どうすれば良いのかすら分からず只キョロキョロと周りを見るばかり。
「ごめん」
最初に話を切り出したのは俺の方、この空気に耐えられなかった。しかし何より君が泣いているのが辛くなってきたんだ。目を逸らしながらの謝罪、君は顔を上げ涙が溜まったままの瞳で俺を見つめてきた。
『…ごめんなさいは、白波君自身に言いなさい』
俺は唖然とした、君は少し唇を尖らせた僅か怒っているかの様な表情で人差し指の先を俺に向け教師の様な口調で言った。
「何で、俺に?」
自然と零れ出た疑問だった。これも自惚れだが、ごめんじゃなくて有り難うだよ…等という返しかと予測したからだ。
『白波君は白波君自身を傷付けられてるのに、それを見て見ぬ振りをするなんて…苛めはする方も見てる方も同罪なんです。』
君の返答を聞いた瞬間、俺は気付いた。君は本当に俺自身を見てくれてたんだって、本当は言い返したいっていう本心を見抜いてたんだって。気付いた途端自分が情けなくなった、でもそれ以上に嬉しくて仕方がなかった。
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