弟 2014-02-11 09:21:14 |
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──だから、兄ちゃんが。(誰がと聞かれたので素直に答える。彼はどうやら怒った様子だが気にとめず真顔で言ってやると、指さして。自分で言ったのも難だけど一人で掃除なんか出来るわけがない。今まで出来た試しがなく彼が手伝ってくれたり知らない間に整っていたりと回避してきたもので、どうしたらいいかと眉尻を下げる。彼に手伝って貰いたいし、彼曰く、自分が掃除をしている最中に買ってきた漫画を読むらしく、それも羨ましい。ぼーっとする頭で考えた末に「待って。そんなのずるい、俺も読みたいし……じゃなくて、手伝って。」本音がぽろっと出てしまったが、言うだけ言ってみた。部屋に入るまで少し待ってもらって、その間に例のブツをクローゼットにでも隠しておけばいい。我ながら良いアイデアだ。)
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