そうだったんスかぁ…え、俺って犬似なんスか?(納得したように何度も頷くが、そっくりと言われたことに疑問を抱いて笑顔のまま上記を訊ね、手を握っていたことに今更気付き、慌てて離そうとすると甲を撫でられたので、嫌じゃないんだ、と思い口元を緩めて握った手を見つめ、本のことを気にする相手のことなんかつゆ知らず、ソファに腰を下ろせば『そうなんス!お互い違う学校だから、いろんな話が聞けると思うんスよ!』と若干興奮気味に言い