てめぇ…人が寒い中待ってやってたっつーのに… (幻聴、なんて物騒なことを言い出す彼に面倒くさそうに低く舌を鳴らす。と、やっと自分が彼の前にしっかりと存在していることを理解したようで驚いたような声を上げた。それに更に不機嫌そうに眉間に皺を寄せぎろり、と相手を睨むもその瞬間に向けられた笑顔に不意にも癒されてしまう、彼が歩き出すと『マイペースな奴だな…』と聞こえるか聞こえない位で呟きこちらも歩みを進める)