ぬし。 2014-01-16 23:06:21 |
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…別に、今までの関係を全部切れってことじゃないから。ただ、な…これからは、少しは俺のことも含めてちょっとは他人を警戒して欲しいんだよ。…田舎と違って、都会には悪いこと考えてる奴なんて山ほどいるんだから。
(相手に警戒心を持って欲しかったのは紛れもない本心からのものであり、それを指摘したこと自体には後悔もしていない。しかし彼にこんな気負った表情をさせたかった訳ではなかったため暗くなった表情に胸を痛めるとゆっくりと相手の上から退き、ベッドの隣のスペースに腰を下ろしながら相手の頭に軽く手を乗せ。接触自体を拒んでいる訳ではない旨を相手を宥めるような出来るだけ優しい声色で説明すると、口許に薄く笑みを浮かべながら髪を鋤くようにして相手の頭を撫でて。これで伝えかたこそ少々間違ってしまった節はあるものの無防備過ぎる彼に警戒心という概念を持たせることが出来たかと思うとその点では満足しており安堵から息をつくと、ベッドから立ち上がって相手の前に立ち自分が押し倒してしまったことへの少々の罪悪感からか僅かに困ったように眉を寄せると相手を立ち上がらせるためにかおずおずと自分の手を差し出して。)
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