お、珍しいことも有るもんだ。明日は雹が降るぞこりゃ(彼にしては珍しい言葉を聞けばくっくっとかみ殺すように笑いわざとらしく空を仰いで。『多串くんだったら許さなかったよ』嬉しそうにする彼に頷けばへら、と笑ってみせ。『そうか?すぐ着くだろ』彼の言葉に軽く反対しつつ少しバイクの速度を上げて)