とおりゃんせ　/ホラー？　戦闘

通りたい、通りたい(人)
此処は何処の細道なの？(人)
天神様の細道だ(門)
ちょっと通して下さい(人)
用がない者は通せない(門)
この子の七五三のお祝いで御札を納めに行きたいのです(人)
行きは楽だが帰りは怖いぞ(門)
怖いけれども通れた、通れた(人)

(人)...人間　(門)...門番

人間が天神様の細道を通りたいと言いました。けれども細道の門番は用がないなら通せないと言います。人間はどうしても通りたい為子供を門番に見せて"この子が今日七五三なのです。それなので細道の奥にある神社に御札を納めに行きたいのです"と嘘を吐きました。門番は人間を通しました。"行きの道は楽しく楽だが、帰りは怖いぞ"と口上付きで。行きは確かに楽しい道のりでした。鳥居の外に見える景色は澄みきっていて、とても綺麗でした。しかし、奥に行ってからの帰りの道、それはそれは恐ろしい物でした。燃え盛る業火、一面の血の海、呻く人々の声…。
人間は天神様の門番に嘘を吐いた戒めとして地獄に連れて行かれたのでした。


(/トップのとおりゃんせ、"ちぃっと通して下しゃんせ"が抜けてたorz)