ほろ甘い / B.ML

え､あれ…いつ目覚める？…もしかして､溺れそうになるとか？
( 一度は同意得たものの忠告するように続けられる言葉にぽかんと口を開き呆けた表情を浮かべると首を傾げるも脳裏を過った危険な情景に今度は此方が心配そうに眉尻を下げ｡軽くあしらうような台詞と共に柔らぐ表情､親しみやすさを示すような靨を色素の薄い瞳に映し困惑の表情はすぐに緩められる｡冗談めいた言葉に小さく笑みを漏らし軽口にて｢可愛い侵入者は悪い子でも歓迎ー｡…え､俺28だよ｡んな若く見える？｣若く見られる事は多いものの年を重ねるにつれて喜びも増す様子､己の頭上を見るような視線を追い不思議そうにその場見上げ｡そういえば相手は幾つだろうか､等と思案巡らせながら相手を観察するように眺め｡変に遠慮する事の無い素直な相手の対応は気が楽でありゆっくりと重い腰を起こし立つと踵を上げその場で一つ伸び｢おっけー｡持ってくるから待ってて｡｣一度相手の方を振り返り上記告げた後ゆっくりとした足運びで壁挟むことなく設置されたキッチンに向かうもチョコレート置いた場所を記憶から辿る所から始めようか｡ )

( んなことないよー｡俺も長くなってそう｡怠くなったら省いていいからね｡ )