鮫の暴れ場/非募

タイミング考えろぉ、タイミング
(ぽかんとした後その場に留まり)
ratelloとだと意思疎通があまり上手くいかねぇ
居てくれるとありがたい
(軽く笑み、黒猫を撫でては ようやく自分の三つ編みに気付き)
…

>
いいタイミングだったろ(鮫の表情に笑みを浮かべ)
拒絶されるまで居るさ(撫でられている気持ち良さそうなratelloを見て)
ぷっ、くくっ(つい笑ってしまうと顔を背け)

相変わらず良い性格してやがる
(笑う相手の額にデコピンし)

拒絶する時は俺が俺を諦めた時かもなぁ
(手を放すと微笑んで見せ)

っぉお゛い！！
マーモンの野郎…！！
(三つ編みを握りしめながら怒り)

>
懐かしいだろ(額を擦りながらﾎﾟｹｯﾄから何かを探し)
そうはさせない(青いﾘﾎﾞﾝを取り出すと三つ編みを手に)
ﾏｰﾓﾝもいい性格してる(鮫の三つ編みに青いﾘﾎﾞﾝを着けて)

お゛ぉい！！！
お前も大概にしろぉ
(激昂しかけるも自分の頭からリボンを奪い)

たまにはしおらしくした方が愛嬌があって良いんじゃねぇかぁ？…ホラよぉ
(相手の髪を梳かして耳の上辺りで編み込み、リボンで器用に結わえてやり)

>
俺まで変わったら、あんた寂しがるんじゃないか？(おとなしくSqualoの行動を見て)
しおらしく愛嬌とか、そんなｷｬﾗじゃないけど(器用に結わえられた髪に触れ)
ありがとう…(ratelloを自分の顔の前に持ち上げ照れている表情を隠して礼を述べ)

確かに寂しい気もする
しかし、いつまで経ってもじゃじゃ馬じゃあ将来的に不安だろうが
(ratelloの耳にもリボンを付けて)
どういたしまして、似合ってる
(くつりと喉で笑い、屋敷の方を見)
どうにも落ち着かねえ

>
将来に何の不安がある？(ﾘﾎﾞﾝを付けてもらったratelloの喉を撫でてやり)
笑うな、恥ずかしいだろ(頬を赤くしながら述べ、同じく屋敷に目を向け)
心配なのか？

お前も仮にも女だろぉ
(理解していない様子に頬を掻き)
たく、折角褒めてやってんのに何だそりゃあ
(言い返すと気を休めた表情に戻り)
否 そうじゃねぇ

>
だからどうした？不安なんて微塵もない(全く理解出来ず首を傾げ)
褒められても困るんだよ、ｷｬﾗ的に(髪のﾘﾎﾞﾝに触れ呟き)
何かあるなら話してみろ

…、何でもねぇ
(述べても意味が無いと悟り首を横に振り)
褒めちぎってやろうか
(呟く相手を余所に口角を上げ)
匿名は何がしたかったのかと、ふと思っただけだぁ

>
老後の事か？なら計画済みだ、安心しろ(首を振るSqualoの背を叩き)
…悪魔か(聞こえてきた言葉に凍りつき横目で睨み)
あれがﾌﾗﾝだったなら辞める前の嫌がらせだろ

どんな計画だぁ？
(意外な返答に若干驚き)
人聞きのわりぃ
(睨まれるも満足そうにしていて)
嫌がらせ…か
心狭ぇ

>
それは極秘だ、だが我ながら良い考えだと思ってる(得意気な笑みを浮かべratelloを肩に乗せ)
だんだん鬼に見えてきた(嫌な汗をかき後退り)
堕王子も苦労するよな、いろいろと
ﾏｰﾓﾝまで巻き込んで

いつのまに飼育係に対して秘密なんざ持つようになった？ (何が可笑しいのか笑えば屋敷から視線を相手に移し)
楽しみにしとけぇ
(意地の悪い笑みで答え)
ベルには御愁傷様としか言えねぇぜえ
(僅かに難しい顔になり)

>
その飼育係に一度は捨てられかけたんだ、懐いた猫もｸﾞﾚる(鮫の眼の奥を覗き込むように一直線に見つめ)
良い性格だなぁ(一度深呼吸しては抵抗するのを止め)
人間は難しい生き物だ、だから興味深い(難しい顔の鮫の頬を指で突き)

あ゛
まぁ…悪かった
それは全て俺の勝手で…すまねぇ
今更だが悪いと思ってる
(正論に言葉を詰まらせながら頭を下げ)
ありがとよぉ、褒められる程でもねぇ
(嫌そうな反応を見て相手の頭に片手を置き)
簡単だったら楽だったろうに、

>
頭下げるな、責めてるつもりはない(穏やかな声色で述べ)
嫌いじゃないぞ、その性格(頭に手を置かれ反射的に身を固くし)
そうだなぁ、いろいろと

もう、途中放棄はしねぇ
(声を落とし)
…あ゛ぁ？(身構えたのが伝わり不思議そうに)

>
そう願う(ratelloの前足で鮫を叩き)
否、ただの無条件反射だ(緊張を解くと苦笑し)