、 2013-12-13 19:19:23 |
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{ 水瀬 尋 }
___ ようこそ、栗山、日向ちゃんだよね?
(茫衣に付いてきた小さな女の子、言わずもがな彼女は今日から引っ越してくる栗山日向ちゃんだろう。頬を緩めて隣を叩いてみる。取り敢えずおいでの意味を込めて、ふと後ろの双子が何やら此方を見てくる様で苦笑を一つ浮かべた。「____、暁月と巳月も来る?」「俺達、子供じゃないぞ尋に-!!」「ほんとほんと-、尋くんは俺達を子供として見過ぎだよ-」「____そ、そうかな?」本当に嫌になると溜め息を吐き出した双子を見つめて目を逸らした。慣れてくれると嬉しいな、弟達はとても良い子だから、ふと思い出したのはぶっきらぼうな劉哉、ふと劉哉の居る方面を見たら頬杖を就いてイヤホンを両耳に差して此方を見ていた。そう言えば、と思い出したのは彼女と同級生だと言う事。余り詳しくは知らないけど右猫が何かからかっていた気がする、彼女が彼の初恋相手だと。「____彼女、同級生だったけ?」「____だから何、別に一つ屋根の下に暮らしていても同級生は同級生だろ、」「____うん、そうだけどね」「________俺は深く関わんね-よ、兄さん達で好きにしろ。」相変わらず無愛想だなあと思う。彼に関しては照れてるだけだと思うけれど、頭を軽く撫でた手を離してまた元の位置に戻る。低反発のソファ-に腰を降ろした途端、足元から小さな声が聞こえた。「____あのひとがあたらしいねぇね?」「うん、そうだよ?」「____へ-..」その小さな正体は一番末っ子の卯槻。相変わらずの定位置となった僕の膝の上に登ってきた卯槻はじいと彼女を見上げた後、小さな溜め息を吐き出した。「___ねぇね、怖い?」「___怖くないよ彼女はきっと良い人だよ」「__ふうん、」数秒悩んでいた卯槻はじいと彼女を見上げてぎゅうううと力を強めた、痛い。)
{ 水瀬有祢 }
___、ばっかじゃないの。何みんなデレデレしちゃってさ、気持ち悪いな。
(もやもやする気分はきっと何なのだろうか、各々挨拶する中そう呟いてリビングから出た。何さ。たかが女子が一人や二人来た位で馬鹿騒ぎして、本当に低脳、馬鹿ばっか。考えられない、溜め息を吐き出して早足に自分の部屋へと足を進めていたら僕の部屋の前の閉じられていた扉が開いた。中からはやつれた蒼にぃだ。「___あれ、有は下、行かないの?今日からでしょ、妹ちゃん来るの」「__皆浮かれてて馬鹿みたいだから抜けて来た、」「____あらら-、」くすくすと相変わらずの様子に溜め息を吐き出す。取り敢えずこれ以上一緒に居ても何か八つ当たりしてしまいそうだから踵を返した。「____有、知らず嫌いは良く無いよ?少しでも知ろうと努力してみなさい」「______」何時もはもっとへらへらしているから兄には見えないのにこういう時だけ兄になるんだから。自室に入って扉を閉める。そのまま体育座りをして丸まった。__本当はあんな事言いたい訳なんかじゃない、毛嫌いしてる訳でも無い。仲良くしたいと思うけれど仲良くできないこの性分、口から出るのは何時も憎まれ口ばっかだ。今日の午後からは撮影がある。それまでにこのもやもやした気分をなんとかしなきゃ、溜め息をもう一度吐き出して立ち上がった。)
有難う御座います-、/ ← /寝起きでもないのにロルが悲惨です本当に申し訳ない ← /お好きな絡み方で大丈夫です d)
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