、 2013-12-13 19:19:23 |
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{ 水瀬 尋 }
(リビングはまるで戦争だった。次男の蒼忌は小説の締め切りが近いからか部屋に籠もっているから良いのだけど問題は目前の二人だ、煩くて仕方ない。「 今日からさ!!義妹ちゃんが来るんだよね!!やばい楽しみ-!!」「___義妹とかいらないじゃん、どうせうざいだけでしょ、」「有祢にしたら姉さんになるんだよぅ-?どうどう?姉さん、に会う気分は!!」「うっさい」。さっきからこの調子なのは本当に困る。一つ溜め息を吐き出してたら今度聞こえたのは良く似ている二人の声、「え、存にぃ、妹チャンって、どんな?」「どんなの-?」「知らないけど多分可愛いよ!!も-、すっげ-可愛いうははは!!」「へえ-、どうする誉-?すっげ-可愛いかったら俺本気になるかも!!」「可愛いかったら好きになっちゃいそ-」これ以上騒いでると収集が付かなくなるからと手を軽く叩いて解釈、「ほら、もうすぐ来るから静かに待っていようね」緩めた口調でそう呟けば静かになる弟達、根は良い子なんだけどね、ふとふてくされている有祢に近寄ってみた。「___新しく来る姉さんは嫌?」「____別に、」アイドルとして活躍している有祢にしたら荷は重たいのだろう。頭を撫でて次の言葉を発しようとした時、インタ-ホンが鳴った、瞬間に騒ぎ出す弟達。茫衣が迎え出る役目だからか茫衣は動揺したように立ち上がった。「__頑張っておいでね」頭を撫でてそう続けたら小さな声ではい、と返ってきた相当緊張、してるかな)
{ 水瀬 茫衣 }
(今日ばかり、自分の不運には恨む。兄さんに慰められても相手は女性だ。決まるのは第一印象だし、ふうと一つ深呼吸をして限界の鍵を開ける。そのまま木製の扉を開いた。頬に当たる冷たい風、その風に眉を寄せて前を見た。想像していたよりも小さな少女、ふいと顔を背けて言葉を発した。「___家ん中、取り敢えず入ってくれ」寒いのにそれとは比例して顔は暑かった)
返事遅くなり申し訳ないです-! )
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