ぬし 2013-12-04 23:28:09 |
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はい、決まりー。(彼が研究室の片付けを前向きに考え始めたのを察して会話を終えた。此方からの突然の口付けに差ほど抵抗を見せない彼。小刻みに、舌が触れ合っているのに彼が自分に合わせてくれているのだと気付けば愛おしさが増す。吐息混じりに彼が何か言葉を発していることに気が付けば、銀糸を引きながら彼の唇から遠退く。「──何、なんて言ったんですか?」事の発端であるスマートフォンをポケットの中に閉まって彼の頬にその手を添える。愛おしそうに見つめては彼の言葉に耳を傾ける。ここで聞きそびれたら、お預けをくらってしまう。そんな気がして鼓動を高鳴らせた。)
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