悠 2013-12-02 21:47:42 |
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「暫くほったらかしだったな、此処。」誰も居ないと思わしき部屋で呟く。辺りは静まり返り、俺以外に生物の気配がない。居るとしたらさっきから背後で苦しそうに呻いている足の無い女位だろうか。
女とはいえど生気が無いので生き物として見れない。「帰ってくれよ。」いい加減うるさかったので、振り返りながらの裏拳、左足で蹴りを入れるというコンボをキレイに決めて俺は言った。
女は凄まじい勢いで壁に激突し、ゴポリと口から血を吐き出して苦しそうに呻き、「…これで勝ったと思うなよ…」と一言言って壁をすり抜けて帰って行った。
さあ、また新しい年が来る。俺は新年の抱負を考えながら窓を開け、冷たい風を頬に受けてはゆるやかに口元を緩めた。
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