小説家になろう、零零機工斗主催のユーザー参加型企画の作者参加者達の会

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零零機工斗  2013-11-15 09:41:13 
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※このトピックは小説家になろうというさいうサイトの一部のユーザーのためのものです。




お互い書きやすいようにコミュニケーションは大事じゃないかな。
そう思いこの会を作りました。

執筆について相談するもよし、仲良く駄弁るのもよし。
楽しく書いていきましょう!

もふもふ←

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  • No.485 by 勇輝  2014-10-15 19:53:07 

とりあえず前半部分です。
後半もすぐにあげます!とりあえず意見くださいいいいい!

藍神鈴蘭は酷く困惑していた。 無理もないだろう。

何せ、自殺しようと高層ビルの屋上から飛 び降りたらいつの間にか公園の砂場に受け 身で着地しているのだから。 普通、そんな高さから飛び降りたらいくら受け身を取ろうと、砂場だろうと、着地しても|無傷《・・》というのはありえない。

だけど実際に起きてしまっている。

何かが藍神の落下中の慣性を消したのだろうかと本人は推測を立てるも、 その|何か 《・・》がわからない。

強風が吹いたとしても、直角で上に吹く風はない。 何かに当たったとすれば大怪我だ。

しかし、藍神は無傷である。

「何がなにやら……」

仕方がないので、彼女はそれを|割り切る 《・・・・》ことにした。

現時点で真実に繋げられるような要素はどこにもないので、いくら考えても仕方がない、とあっさり諦めた。

何が一番大事かを常に意識して 最善の行動を起こせるのは完璧超人の性なのだろ う。 本人からすれば、呪いとも言えるが。

因みに、何が一番大事なのかは、勿論自殺だ。

だが、公園の外に出てふと視界に入った文字が藍神の思考を止めた。

『紅陽町』

そんな町の名前は、藍神は知らなかった。

完璧超人ならではの完全記憶力でも、そんな町の名前は日本のどこにもない。

公園や駅があるくらいなのだから、それなりに技術は発達している以上は町なのだろう。 田舎の無名な町なわけがない。

「ここは……どこ……」

混乱している状態で、まさかパラレルワールドだとは思いもしなかっただろう藍神の掠れる様な声は、誰の耳にも届くことはなかった。

***

学校の下校時間を告げるチャイムが鳴ってから数分経ち、町を帰宅部の学生達が歩く午後。

一人と一神と一異世界人は、今日も異世界人保護の任務のためにパトロールをしてい た。 言わずもがな、達也、キクト、鳳楽の三人 だ。

パトロールといっても、キクトの食べ歩きが5割ほどなのは余談である。

「なあ駄神」 「……なにかな」

もはや駄神と呼ばれることになれてしまっ たらしいキクトは、自分を呼んだ達也へ振 り返る。

「確か、神特有のご都合主義的な力を使う前に接触した俺と手を組んでるんだったよな」 「ええ」 「それってなんだ?」 「記憶に関与する力ですね。異世界人がこ の世界の人と会話をしても、この世界の人はすぐにその存在を忘れてしまうのです」

今まで疑問に感じていたが、 なんとなく言い出せなかったことを恐る恐る口にする達也。

「なんで俺や宵星さんの記憶を消さなかったんだ?」 「それは……」

沈黙するキクトを見て、達也は確信を持つ。

「仮にカナチが幼いから宵星さんが必要だとしても、すぐにギイルに還せばいい。つまり、俺達の協力には理由があるんだ な?」 「うぐっ」

『図星です』と言ってるような反応をする キクト。 鳳楽は面白そうにニヤニヤしながら二人を観察している。

「いや、あのですね、宵星さんの場合は本当に必要です、一人一人送り還すとこの世界に負担がかかるので全員集めて一気に管理会に送り、そこから別々に送るのです よ」 「なるほど。で、俺は?」 「……こっちの方が都合がいいんです」

まともな返答にすらなっていない誤魔化しだった。

***

裸足でコンクリートの道を踏み締めながら、目的無しに藍神鈴蘭は見知らぬ『紅陽町』という町を歩いていた。

歩きながら、鈴蘭は頭の中で考えている案を検討してみることにする。

ちなみに考えている案とは、この見知らぬ町のことを知るとか、元いた場所に帰るとかではなく、どうやって死のうかというものだ。

さっきと同じように適当な高所から飛び降りる。
しかし周囲を見回してもそれらしい高所はない。これは没。

では首を絞めるのはどうだろうか?これも高さが必要だが、一つ目程ではない。
だが絞めるための縄がない。さらに言うとここら辺には山などもないようだ。こうなると準備している間に人に見られる可能性もある。これも没。

ではでは心臓に何か突き刺すのはどうだろう?かなりの痛みが伴うだろうが、**るなら関係ない。
だが鋭利な刃物なんて持っていないし、木の棒とかでも足りないだろう。しかも鈴蘭の胸囲の戦闘力はかなりのものなので、簡単には心臓を貫けない。これも没。

「.......んー、」

完璧超人の性質を持つ藍神鈴蘭にしては珍しく考え込んでしまう。

別に死ぬ方法だけならいくらでも考え付く。刺殺絞殺毒殺斬殺撲殺博殺磔殺焼殺扼殺圧殺轢殺凍殺水殺爆殺。ザッと思い付くだけでもこれだけある。

問題はその結果に至るための『過程』にあった。

率直にいって、鈴蘭は自らの自殺に誰かを関わらせたくなかった。何故なら、いままで誰かの人生をに関わり、狂わせてきたのだ。最後ぐらい誰にも迷惑をかけずに死にたいのだ。

「......どうしよ」

思わず呟く。その声色が心細くなっていることに気付き、鈴蘭は顔をしかめた。

むいー、と頬を引っ張って気持ちを入れ直す。

世界からいなくなる。この身に宿る力から解き放たれる。

そうだ。あんな苦しみを味わわないために死のうと決め


『さイっコーだネコのせかイ!』


ズグン!!と。

鈴蘭は強烈な頭痛を感じてその場にうずくまる。

「誰?」

『あハは!ちかラがアふレてる!ベつノいソウのチからに、べつノせカイのチから!こレダケあれバ!ワタしのケンゲんだって!』

「誰なの、答えて!!」

痛みをこらえて頭の中に響く声に向かって叫ぶ鈴蘭。

『うフフ、アなたとハなガイつきあイなんだケどね。まァ、いマノイままデせッしョクしナかったワタしがワるいノかな』

「長い、付き合い?」

その言葉である一つのことが思い浮かぶ。

藍神鈴蘭の特性。

『完璧』。

まさか、

「あなたが、この力の正体なの?」

『ウフふのふ。ダいセイカーい!』

「なによ、なんなのあなた。どうして喋るの、どうしてこんな力を持っているの」

頭痛も戸惑いも、そして過去の痛みも全てを込めて藍神鈴蘭は言う。



「どうして私にこんな力を宿らせたの!!」



血を吐くような、壮絶な声色だった。

その声を聞いた『完璧』は、しかし変わらず楽しそうに返答する。


『ワたシはワタしノたメニチからヲつかウだけ。ソコにアなたノイシハひつよウない』

楽しそうなのに、芯まで冷えた言葉だった。

『ダ・か・らァ、アなたのねがイカナえてアげる☆』

「.......え?」

カキン、と鈴蘭の中で何かが外れるような音がした。

続けて鈴蘭の体が鈴蘭の意思とは関係なく動き出す。

『完璧』。

藍神鈴蘭の意思など関係なく、ただその事柄に対する最高の結果だけを叩き出す。

「ひっ....いや、やめて」

『ナにイッテるの。こレがアナたのねガイなんデシょう?』

足が勝手に歩を進める。その先はたくさんの車が行き来する道路だ。

『ナらカナエてアゲる。わたシノちからでカンペきにねェ!』

***

「なあ」

「どうしたんですか?」「どしたの?」

「あれ、ヤバくないか?」

達也が指差す先をキクトと鳳楽が追う。

その先には一人の少女がいた。

流れるような藍色の髪に人形のように整った顔立ち。着ている服が制服で、さらに裸足なのが変だが、それを差し引いてもかなりの美少女だった。

一瞬、キクトと楽は達也が『そういう意味』でその少女を指差したのかと思ったが、すぐに違うと思い知る。

理由は二つ。一つは少女の綺麗な顔が恐怖で歪んでいたからだ。まるでこれから殺されるかのようだった。

そしてもう一つ。これは鳳楽だけが気付いた。

「あの子、なんか憑いてるよ?」

その言葉に表情を凍らせるキクト。ただ一人理解していない達也は楽に問いかける。

「憑いてるってどういうことだよ」

「言葉通りの意味。あの女の子には何かが宿っているの。それが悪霊とかそういう類いなのかはたまた神とか洒落にならないもなのかはわからないけどね」

「おい、洒落にならないって?」

「そのまんまの意味。私やキクトみたいな神の存在は人間より高純度だからね。器としての広さがどれだけ大きくても、深さが圧倒的に足りないからね」

「もっと簡単に」

「私たちが達也に取り憑いたら達也爆発するよ物理的に☆」

「お前ら怖すぎだろ!それこそ世界ぶっ壊れるんじゃないのかよ!」

「それは大丈夫です。心配することはありません」

「ああ、ご都合主義のカミサマパワー(笑)か。おけおけりょーかい」

「おっとお、いま明らかにバカにしましたね?」

いがみ合う二人を他所に楽はこれからどうしようか考える。
やっぱり助けたほうがいいのだろうか。

「.....うん。まぁ後から達也とキクトが怒りそうだしね」

そうと決まれば解決策は一つ。

少女を気絶させて、達也の刀で憑いている何かを斬る。

「それじゃ、そういうわけで.......どーん!」

ふざけた声と共に、鳳楽の姿が消えた。
そして次の瞬間楽は少女の目の前に現れ、力加減を調整した『オーバースピードキック』を繰り出す。

そこまで近付いて改めて藍の少女の顔が見ることができた。
長い髪が影になって見えなかったが、その瞳は深い黒曜石のような漆黒だ。

いや、だった。

それは突然のことだった。

「ふざ、けないで.....!」

漆黒の瞳が血のような赤に染まる。更に藍色だった髪も端から黒に変わり出す。

思わず楽は口にする。

「なにこれ......!?」

だが蹴りは止まらない。まさしく神速の一撃が少女の頭を狙いを定める。

その直前。少女の体から白と黒の奔流が溢れ出し、楽を吹き飛ばした。

「きゃあ!」

楽を吹き飛ばしたことに気付いてもないなか、先程とはまるで違う赤い瞳に漆黒の髪と化した少女が絶叫する。

その声は二つの音が重なって聞こえた。

「この『アは』体はわた『はシはいデキ』しのだから。従いな『るとおも』さい。勝手に『ッテ』喋るなあああああああ!!!」

叫びと共にさらに奔流は大きくなり、周囲の建物や看板をなぎ倒し、道路をえぐりとっていく。

「こ、これどうするんだよ!」

「ただの神様に無茶いわないでください!」

「てめぇから神様要素取ったら何が残るんだよこの駄神!!」

懲りずにまた言い合いを始める二人。楽は無視して拳を構える。
その顔には笑みが浮かんでいた。

「これは楽しそうだねぇ!いっくよー!」

もう一度オーバースピードキックを発動する。
今度はさっきとは違い手加減なしの全力全開のソバット。ガトリングガンのような連続の蹴りが白と黒の奔流を押し返し、未だに絶叫している無防備な少女に襲い掛かる。

「『じゃま』」

ガシィ!と。

常人には目で追うことすらできないほど高速で動く楽の蹴りが、少女の柔い細腕によって掴まれたのだ。

「.......蓮花」

少女の腕が霞む。気付いたら、両膝、両腕から鈍い音が聞こえた。

「かはっ」

「貫くよ.....閃龍突」

地面に崩れ落ちる楽に白と黒の奔流を纏わせた少女の拳が叩き込まれた。

結果、冗談脱ぎ捨てに楽の体が後方10m程吹き飛ばされた。

「楽!!」

「鳳さん!!」

達也とキクトが呼び掛けるが反応は無い。
それほどのダメージを負ったということだろう。

そこまで思考が追い付いて、達也は怒りに任せて吠えた。

「て、めええええええええ!!」

達也が刀を抜き、力の限り少女に斬りかかる。しかし少女に刃が届くことはない。またしても白と黒の奔流が刀の動きを押し止めたからだ。

「私『のじゃ』まをす『る』な!!」

少女はそう叫ぶと、一度二色の奔流を暴れさせる。流れに逆らえず、達也が吹き飛ばされる。

「うおっ!なんだよこれ!」

「し、知りませんよ!って、あ!あの人逃げましたよ!!」

見ると、少女は制服に裸足という格好で出せるのかという恐ろしい速さで道路を横切り、町の方向に走り去っていった。

「待てよ!」

「はいストップ」

「うぐぅ!?」

その後を追おうとする達也の襟首を掴んでその動きを阻害するキクト。

「なんだよ!」

「まずは落ち着いてください。あの人はまず間違いなく僕たちの保護対象ですね。あんなのこの世界の人間にはできません」

「それなら.....!」

「ですが、このままあの存在の後を追っても失敗するだけです。僕はまだ八つ裂きになんてされたくないんですよ。それに、」

キクトは自らの後ろを指差して、

「鳳さんを助けないつもりですか?」

「.......あ」

あまりにも酷い話だが、忘れていた。

達也の顔が歪む。それは致命的な傷を受けた仲間の事を忘れてしまったという自責の念からなのだろう。

キクトはそんな達也の肩を叩くと、妙に自信ありげに笑いながら言った。

「安心してください。あの人の事は知っています。それに追跡だって可能です」

「.......駄神がなんかできのんかよ」

「ええ、とりあえず鳳さんのために救急車でも呼びましょうか」

最近買い与えられた携帯を取り出して病院に連絡を入れるキクト。今度は別の所に連絡を入れ、電話越しに短いやり取りの後、携帯を直した。
続けて二人がかりで楽の体を近くのベンチの上まで運んだ。辺りはいろいろと吹き飛んでいたが、ここだけはまだ無事だった。

そうして一段落ついたところで、キクトは少女、藍神鈴蘭について話し出した。

***

救急車が去っていくのと入れ違いで、異世界人アリスとカナチがやってきた。

キクトはアリスに「藍神鈴蘭が行きそうな場所で一番可能性が高い場所を検索してください」と頼んだ。

「肯定。所要時間は5分程」

「わかりました。ではその間に、あの少女、藍神鈴蘭さんについてお話しますね」

そうして、藍神鈴蘭という少女について語り出すキクト。

ある時を境に高位の神に憑かれてしまったということ。

結果、彼女にはこの世界が破壊されてもおかしくないレベルの力が宿っているということ。

そのために、神世界でも問題視されているが、憑いた神が強すぎて手が出せない状況だということ。

そこまで聞いて、達也はある気になる点があったので聞いてみた。

「それじゃああの子は、ただの人間ってことなのか?アリスやカナチみたいな異世界人じゃなくて」

「いえ、確かに人間ですが、達也さんとは違いがあります。それは、彼女はこの世界の人間ではないということです」

「じゃあ人間がいる異世界とか?」

「いえ、地球ですよ。そうですね、簡単にいうならこことは別ルートの地球の住人なんですよ」

「.......?」

「例えばの話、僕ことキクトがもふもふを好きな今のルートAと絶対に一パーセントもあり得ませんがもふもふを好きにならないルートBがあったとします」

「けど今お前は猫とか好きだろ」

「はい。だから今の僕はルートAのキクト、ということになります。ですが、ルートBのもふもふが好きじゃないキクトというのも確かに存在するんです」

そう口にするキクトは今すぐ首を吊って死にたいみたいな顔をしていた。どうやらそんな自分を思い浮かべるのも嫌らしい。

なら考えなけりゃいいのに、と思いながら達也は頭の中で考えをまとめていく。

「えーとつまり、確率の数だけ枝分かれしてるってことか」

「まぁそんな感じです。そして藍神鈴蘭さんは、こことはまた別ルートの地球で生まれ、成長した人間なんです。つまり彼女は、|多元世界《パラレルワールド》人なんです」

と、そこでちょうどアリスの演算結果が出たらしい。結果を聞いてみると、藍神鈴蘭の行方の候補は六つに絞れるらしお。
そして、その中で一番確率が高い場所はというと、

「ここから南西に距離6217m。その地点に高確率で目標は存在する」

「わかりました。それじゃあ次はカナチさん、僕たち全員にフィジカルスピードアップをお願いします」

「うん!わかった!」

カナチは元気よく言うと、三人と自らに速度上昇のための魔法をかける。

「それでは行きましょう!早くしないと手遅れになるかもしれませんからね.......って、達也さんどうしたんですか?」

「......ん?ああ、いや。ちょっと気になることがあってな」

「僕に答えられるなら答えますけど」

「大丈夫だよ。これは本人に会って答え合わせするからさ。それより早く行こうぜ。助けよう、あいつをさ」

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