小説家になろう、零零機工斗主催のユーザー参加型企画の作者参加者達の会

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零零機工斗  2013-11-15 09:41:13 
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※このトピックは小説家になろうというさいうサイトの一部のユーザーのためのものです。




お互い書きやすいようにコミュニケーションは大事じゃないかな。
そう思いこの会を作りました。

執筆について相談するもよし、仲良く駄弁るのもよし。
楽しく書いていきましょう!

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  • No.354 by 零零機工斗  2014-02-11 16:26:07 

編集してる途中に矛盾の排除を試みて変更した結果です。
第一話が上峰とテンフーの遭遇シーン、第二話が下記に載せるシーンとします。
この後に全キャラのトリップ・遭遇シーンを一つの章として載せます。

投稿する日にちは明日でよろしいでしょうか?

真に勝手ながら、タイトルは『Crossing Worlds――交差するセカイの物語』で決定させてもらいます。


第二話(修正済み)

限り無く広がり、無数に存在する複数の『世界』。
それらを全て管理し、中心に存在する世界が『神世界』。
この世界の住人は神とよばれる種であり、世界管理を務めるこの神世界において異世界に関する職業に就いているのが主である。
世界を創造する者、世界を管理する者、悪影響のある世界を消す者、自ら降り立って周囲にその存在を悟られぬように手助けする者、あるいは他の世界と全く関係のないことをやる神達。

そんな社会の中で、一人。
全ての世界を管理する『世界管理会』に就職したばかりの少年神様がいた。
彼の名はキクト。
彼は『宇宙』という世界の、地球という星のほんの一部、『日本』と呼ばれるエリアを管理する神様の助手をやっていた。

今日も彼は己の中途半端な注意力に負けず、役に立つ一心で頑張っていた。

「お茶ー」
「はい!」
「そこ掃除しといて」
「はい了解しました!!」
「ちょっと助手くん、ゲームしたいからちょっとモニター見てて」
「はい!」

そんな彼にも一つ、疑問があった。

――――あれ、僕って助手というよりただのパシリじゃ……?

反抗心沸きあがる胸を押さえ、彼は冷たい視線で『日本管理モニター室』を見わたした。

ポテチの袋やお茶のコップ、更にはお酒のビンまで床やテーブルに散らばっており、掃除するのにも一苦労だ。
一つの地域を『管理』する者としては、あまりにも雑なのではないか。
命ある場所を『管理』する権利を与えられているということは、上に信頼され、その地域を任されているということなのに。
この人達はサボってばかりではないか。

自分の理想と現実はどこまでも違うということに呆れながらも、キクトは再び掃除にとりかかった。

「あ、全く、こんなところにコントローラをほったらかしに……」

モニターの下に転がったゲーム機のコントローラを拾おうと、屈みこむキクト。
上司が日本のレトロゲー好きだからか、ファ○コンのコントローラだ。
それが災いし、踏み込んでしまった先に、コントローラから伸びたコードがあった。

「ふぎゃっ」

コードが足と床に挟まれてすべり、キクトは前方に身体を投げ出された。
衝撃を最小限に抑えるために思わずキクトは両手を前に出し、キーボードに直撃してしまった。

「キーボードがぁぁぁ!?」

――――直後、モニターにアラート表示が出現する。

『ゲート設定を変更しますか?』


モニターに表示されたその文字の羅列を、理解するのに時間がかかって硬直するキクト。

「ゲート、って、何だ?」

とりあえず『NO』を選択してアラート表示を消さねば、と彼はキーボードに手を伸ばす。

「おい!今の音はなんだ!何かしたのk――って何をしてる!!コンソールに触るな!」
「げ」

キクトがすっ転んだ音に反応したのか、彼の上司が超スピードで戻ってくる。
突然の怒鳴り声に驚いたキクトはビクッと手を震わせ、キーボード触れてしまった。
結果、画面上の選択肢で『YES』が選択された。

『座標、『紅陽町』。ゲート設定、変更します……』

モニターに表示されたそれらの文字を見て、キクトとその上司は再び口をあんぐり開けて固まってしまった。
非現実的、あるいは奇跡的とでも言うべきだろうか、そんなできすぎた事故で、全ては始まってしまった。




***


「と、いうわけなんですよ」
「なるほどわからん」

僕は物語のプロローグ風に、とてもわかりやすい説明をしてあげました。
それなのに、この高校生は全くわかってくれませんでした。

「そもそも神は信じていないわけじゃないが、お前みたいな弱そうなのが神なわけないし。賢者オーラどこだよ」
「いや、だから神は複数いて姿形はそれぞれなんですってば。あと貴方達が思うように全能じゃないし」
「それと、それがどうして今朝の変な男と関係してるのか説明になってない」

もっともなことを指摘されてしまった。
やはり物語っぽくしてみたのが逆に仇になってしまいましたか。

「えっとですね、複数の世界があるのはもう言いましたけど、地球は他の世界から関係を絶たれた、『隔離世界』なんですよ」
「はあ」

なるべく難しくならないように説明してみます。

「それで、全ての世界を繋ぐトンネルみたいなもの、ゲートというのがあるんですけど、地球の様な隔離世界だと開かないようになってるんですよ」
「で、開く様になったからあの男が別の世界から入ってきた、と?」
「惜しい!」
「じゃあ、何が違うんだ」

ここから複雑になってくるんですよね、少なくとも、僕には。

「本来、ゲートとはそれなりの設備を用意した上で開くものです。この世界のもので例えれば、旅客機みたいなものですかね。飛ぶ先は別の国じゃなくて、世界ですけど」
「とんでもない旅客機だな……」
「まあ、料金もそれなりにかかりますしね。それで、ゲートで繋いである複数の世界、『交流世界』は他の世界の存在を知ってます。世界>国>州みたいなものですかね、交流世界の殆どは社会や技術体系も地球より断然発達してるし」

おっと、少し話題が逸れてしまったかもしれませんが、まあいいです。

「隔離世界はゲートが開くことが許されてないんですよ、隔離されてますから」
「そうだろうな」
「でも、空間に負荷がかかると、強制的にゲートが開いて周囲の物体を引きずり込み、近くの世界と繋がってしまうんです。これをイレギュラーゲートと呼びます」
「ああ、なんとなくわかった」
「ゲート設定を『ゲート開門可』にしてしまったのですが、本来ゲート設定を変更するときは空間の負荷を考慮しなければならないものです。えっと、ひとつの世界をゴム膜みたいなものと思ってください。隔離されてる地球はその上に幾つもの鉄球を乗せられたまま、二枚の鉄の板に挟まれて伸び縮みを防がれてます」
「その鉄球が負荷なんだな」

よくわかりましたね、これ僕でも理解するのに時間かかったのに。

僕は再びポッキーを一本咥えて噛み砕きます。

「はい、で、急にその鉄の板が外されたらどうなります?」
「……鉄球の重さでゴム膜がトランポリンみたいになるな。跳ねまくる」
「はい、世界は複数あるので、その近くにある世界に歪んだゴム膜が触れるとイレギュラーゲートが発生し、触れた世界では小さめのブラックホールの様な実体の無い穴としてその周囲のものを吸い込むのです。たまに鉄の板の役割を果たしている隔離壁に穴を開けるほど大きな負荷がかかってイレギュラーゲートが開いた、なんてことは何回かありますけどね」
「それで?」
「僕と上司の失態で負荷を排除しないままゲート設定変えちゃったんで、上層部が急いでゲート設定を戻すまでに何人かの異世界人がここに移動、僕らの用語を使うと、『トリップ』しちゃいました」
「いや、話を聞く限り、お前がマヌケなだけだと思うんだが……」
「うぐっ」

薄々感づいていたけどはっきりと言われたくなかった!

「とにかく!異世界人に関わってしまった以上、貴方には協力してもらいます」
「はあ?別に、異世界人と出くわしたのって俺だけじゃないだろ?地球は広いぞ?」
「いえ、まあ、他の世界にある生命の住む土地に比べたら小さいですが……そこはおいといて、トリップしてきた異世界人にはこの世界の人間に干渉できないように魔法みたいなのをかけるんです。まあ、そこは神のご都合主義的な力として割合します」
「なんだそりゃ……」

まあ、いずれ説明しますけど。

ポッキーの袋が空っぽになったのでそれは一旦テーブルに置きます。

「でも、貴方は出現したばかりの異世界人と出くわしてしまった訳です。僕がご都合主義な魔法をかける前に」
「仕事しろ」
「してるよ!……コホン、それで、さっきは『地球は広いぞ?』と言いましたよね?実は、事故の範囲はこの町だけなんですよ、さっきのプロローグ風の説明を聞けばわかったと思うんですが」
「全然わかんないし、何でこの町限定なんだよ」
「そこは完全に事故です」

変な目で見られた。
別に、本当に事故だったから仕方ないというのに。

僕は深呼吸をし、彼に告げます。

「で、用件はわかりますよね?信じる信じない以前に関わってしまった以上は協力してもらいます」

少し考えた素振りをすること数秒。
上峰は笑顔で僕に返します。

「よしわかった、話は信じるがお前のことは駄神と呼ぼう」
「はあああああああああああ!?」


そこから、僕の居候生活が始まりました。
青い猫型ロボットの様に押入れで寝る訳ではないけれども。

思えば、警察に連絡されなかったことがとても不思議です。

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