案内人 2013-10-13 13:55:48 |
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…ちょっ…、擽ったい…。
(首筋に指を添えられると困惑した様子で相手を見遣るもなぞられると微かに肩を震わせ眉を潜め、其の行動を制止するように相手の手を掴んで離させ。すると掛けられた何とも理不尽な言葉にむっと口を尖らせ“自分からしてきた癖に…”なんて思うも当然口にはせず。暫しそうして憮然としていれば不意に案内する、と言われ相手へと視線を向け。目顔で着いてくるよう言われた事を察し無言で着いて行くも、時折視界に映る尻尾に先行きの不安を感じてか苦々しい表情を浮かべ。程無くして己の自室となる部屋に通されれば既に揃っている家具を驚いたように眺め、からかうような言葉を掛けられれば「っ…行かないって」と不服げに相手を見据え。一言残し部屋に消えて行く相手の背に躊躇いつつも「ありが…と」なんて聞こえたかは定かでないが礼を述べ。暫く其の場に佇んでいつの間にか考えているのは相手の事、何だかこんな所に住んでいるのは不似合いな程に神妙で妖艶な雰囲気のある…何と無くミステリアスと言った言葉が似合う人柄だったな、と思考しており。「…宗林、」と相手の名前を呟いている事に気付くなり急に気恥ずかしくなれば、気を紛らす為ダンボールを片付けようと自室から出て)
(/いえ、大丈夫ですよ*お気になさらず!)
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