案内人 2013-10-13 13:55:48 |
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永崎
真尋、固い。
(ちゃっかりと相手の強張りを見抜けば抱き心地が良くなかったのかむくりと上半身を起こしてやや不機嫌そうに相手を見遣り。もっと力を抜けと云っているのか相手の横腹を突けば再度抱き着いて。相手の事が気に入ったのか尻尾をゆらゆらとさせるもまだ僅かぼ‐、とした表情であり。何処か寝ているのか甘えた様に相手の首元へと顔をすりつければふと、思い立った様に相手の首筋へと軽く噛み付いて。「真尋は俺のところの住人だから、印な。」と満足げに云えばふらりと相手から離れ、ソファにトス、と寝ころぶようにすれば再び寝息を立て始めて。暫し其の侭寝ているも、気が付いた様に起き上がれば隣にいる相手へと視線を向けて。怪訝そうな顔をすれば「何、なんであんた俺の横にいんの、」などとなんとも勝手な言葉を述べるも、布団と相手を交互に見遣れば「嗚呼、掛けてくれたのか。有り難う」と微かに口許を緩めて。相手の首元へと視線を向ければ「...あれ、俺、もしかしてあんたの事襲った?」と首筋を掻けばそうぼそりと述べて。)
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