危険度xxx　－B/ML-

>雨龍
待って､俺間違えて人ん家のドア…いやでも鍵開いたし――
( 業者から聞いていた"動物一匹付き"と言う言葉が真実であると信じきっている今人影が居た事に疑問を抱かずにはいられず扉の前にて腕を組み神妙な面持ちにて必死に脳味噌働かせ思案｡すると徐に開かれる扉に勢い良く顔上げては半ば反射的に頭を下げ謝罪を述べるも相手により紡がれる科白に言葉途切れ｢すみｍ――え? …どう､ぶつ…｣そろりと顔を上げた先に映る端整な顔立ちに再度呆けた表情を晒し｡手引く力に為されるが侭､相手の顔と掴まれた手とを交互に見ながらあまりにも非現実的な出来事に頭が追い付かず先程落としたダンボール箱に脚取られそうになりながらも室内へと歩進め｡広々とした清潔感のある空間に感嘆の声を上げると気遣いの言葉に表情を緩め｢お､ありがとなー…って､ちょっと! ちょい待って!｣あまりにも違和感の無いやりとりに流されそうになるも慌てて相手に近寄り｢…蛇?｣己の知る爬虫類とは似つかぬ姿に恐る恐る手伸ばしそっと腕に触れてみて )