先生、あのな… 【bl】

..何か子供扱いされた気分(くすりと笑う相手を横目でじと、とみれば少し唇尖らして。こういうところがまだまだ子供なのだろう。「はい、ど-ぞ。これ読んだら恋がしたくなる」相手の言葉を聞いてはぽん、と本を手渡して悪戯に笑えば付け加えるように後者述べて、相手の驚いたような表情を見れば己の顔に何かついているのだろうか、と首を傾げ乍らぺたぺたと両手で己の顔に触れて。片手で顔を覆っては空いてる方の手で頬杖なんてつきながら優雅に此方を眺めている相手を追い払うような仕草を見せて。何故かこの相手の前では調子が狂う、本と一緒の所為もあるのだろうが。己の顔が少し熱いのを感じれば己の冷たい手で熱を冷まそうと頬に手を当てるも相手の言葉を聞けば目を見開き「うっせ、ばか教師」と暴言吐きながら相手に赤い顔を見せまいとそっぽ向いて。相手の穏やかな口調で一気に我に返る、己は何を言おうとしていたのか。どくどくと早く脈打つ心臓が煩く感じればぎゅっと胸元のシャツを掴んで「..そ、ろそろ帰らね?」と窓から射し込む光が机をオレンジ色に染めているのを見ればそう言う事で何とか誤魔化して

子供でも悪い事はないだろ?(子供扱いは嫌かもしれないが現に相手の仕草は相手に似合っている、然しそんな事を言えば再び反感を買う事は分かりきっているのでそれ以上続けずに肩を竦ませ。「お、さんきゅ。…恋ねぇ、真柴はしたくなったのか?」今借りれるとは思って居なかったので少し意外そうにするも嬉しそうな表情をして本を受け取るも、後半の言葉を聞いては楽しげに口角を上げて自分も聞いてみて。未だに照れた様に自分を追い払う様な手つきをする相手を見つつ離された手をひらりと振っては緩い笑みで笑い返しては先程から変わらず赤い頬を見つめて。あまりからかっては可哀想か、などとも思うのだが相手の反応の良さにどうしてもからかいたくなってしまい、現に相手の暴言を聞けば「こらこら、先生になんて言い草だ。」と軽く咎めるも本気で怒ろうとはしていないのかクスクスと笑いを堪えながら顔を背けている相手に返事して。丁度本を借りて帰ろうとして居た為に相手の言葉に頷くも胸元のシャツを抑える相手を見ては訝しげな顔をして「どうした…、調子でも悪いのか?」と問いただし)

..そ-だけど(子供扱いされるのは嫌なのだが実際己はまだ子供であるし、教師と生徒という間柄、己を子供扱いするのは当然とも言える。相手の手にある本を見ては「綺麗に読んでね、お気に入りだから。...さあ、ど-だろ」と汚すなよと注意した後に、困ったように眉を下げてはくすりと小さな笑みをもらし。中々己から視線を外そうとしない相手に痺れを切らしては「恥ずいから、見んなって..っ」と追い払うような仕草をしていた手を相手の目元に伸ばせば、其の儘相手の目を手で覆うようにして。高校に入ってここまで己に絡んで来るのは生徒や教師を含めこの相手ぐらいだろう、何故此処まで絡んでくるのかは分からないが正直悪い気はしない。少し顔の赤みが引いたのか相手の方から聞こえた声に振り返れば「だって先生、教師に見えない」と失礼極まりない発言をして。「..え?ああ、何もね-よ、」相手の言葉にはへらりと笑えば首を振り、帰る準備をしようと己が座っていた席に歩み寄れば鞄を開けて本をしまい

(/寝落ち率高いですね、すみません!

そんな拗ねた様な顔すんなって。(不満げな表情を浮かべて言い返そうとする相手に此方も困った様な表情を浮かべて。「はいはいっと、じゃあ早めに返すな?」ひらひらと片手に持った本を振りつつ言葉を濁す相手に追求を諦めた様で少し笑って肩を竦めて。恥ずかしいから此方を見るな、と自分の目を掌で覆う相手に微笑ましいと思いつつ其の侭にして置き「悪かったってば。」と参った様な口調でもう一度謝って。如何して此処まで相手に自分は構うのだろう、と不思議に思うも未だに可愛い反応を見せる相手に楽しそうにするのだが「おいおい、酷くないか?」と言っては相手の方に手を伸ばすと相手の額にデコピンして。帰る準備をし始める相手に釈然としない乍らも自分も立ち上がり、小説を持ってカウンター迄歩いていくと、女子生徒に「お疲れ様、お前もそろそろ帰る準備しろよ?」と声を掛けつつ小説の貸し出して続きを済ませ。再び相手の元へと歩いて戻ると「昇降口迄は送っててやる」とにこやかに告げて)


(/大丈夫ですって!私も返レス遅いですし;;)

別に、拗ねてねぇし(頭の後ろで両手を組めば相手の言葉に小さく笑い、困った様な表情が目に入れば「変な顔-」と相手の頬をつまんでみて。「別に早くしろとは言わね-けど」欠伸を一つすれば横目で相手の手に持たれた本を見て、一度読んだ本であるため、特に急ぎでもないのでそう述べて。相手の言葉に深いため息をつけば諦めた様に目から掌を外し、「ほんと恥ずいから勘弁してな」と疲れた様な声音で述べて。どうもこの相手は己のことをからかって楽しんでいる様に思えて仕方ない、現に己をからかっている時は常に笑顔だったりする。額の小さな痛みに眉を寄せては「..いてぇよ」と額を押さえ乍ら相手を忌々しく見つめて。相手の方は見ずに鞄を持って立ち上がれば図書室から出るべくドアの方へと向かう。女子生徒に頭を下げればどうやら本の貸し出しをしている様だ、後ろから声が聞こえる。その後に後ろから己にかけられた声に振り向けば「...んじゃ、よろしく」と少し考えてからそう返し

分かったって…、ってなんだよ。(拗ねてないのが分かれば肩を竦め穏やかな表情を浮かべるのだが唐突に頬を抓まれて不思議そうに相手を見詰めて。「汚さない様に、早めに返すって事だ。」と返すと欠伸を零す相手を横目で見つつ云って。疲れた様に手を離してそう告げる相手にクスリと小さく笑ってはひらひらと両手を振って「はーい…以後気をつけます。」などと戯けた様に述べて。まぁ別に本気で嫌がる事を生徒にする気は無いのだが、一応はそう伝えておこう。恨めしげに此方を見ている相手に悪戯っぽく笑っては「お仕置き。…少しは身に染みたか?」と云うと今度はデコピンした手を伸ばして相手の額をそっとさすって遣り。先に出て行こうとする相手を歩く事で追い掛ければ存外早く追いついて。昇降口と云ってもそれから職員室に戻ろう、と思いつつ廊下の窓から外を見れば「天気悪くなりそうだからとっとと帰れよー?」と隣にいる相手に忠告して)