僕様_ 2013-10-08 16:51:05 |
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(元々行く宛てなど家しか無いのだが家に寄ってから寄る所があって。自分のアパートに戻ると其れ迄着ていた厄介な制服を脱いで、パーカーとジーンズという適当な私服に着替えて鞄を持てば再び外へと出て。自分のアパートの隣にある空き地迄来ると其処には寝転がる一匹の黒の野良猫。己が空き地に足を踏み入れると寝転がっている猫の傍迄歩み寄って行き。此方に気がついたのか猫の方も起き上がり、其れを見ると同時に自分は鞄の中に持って来た猫缶を一つ取り出して蓋を開け、猫の近くに置いて。そう、毎日の様に此の野良猫には餌をやっているのだ。きっかけなんて忘れてしまったが必ず此処にいる猫に何となく学校から帰ると何時も餌を与えている。慣れた様に自分の置いた猫缶を食べる猫を見て思わず少しばかり表情を緩めては猫の傍に屈み「…御前は良い子だよな。」等と呟きつつよしよしと猫の頭を撫でて。日頃のストレスからか此の行動は最早日常と化しており、特に今年からは例の相手との喧嘩でよりそれが増えてしまった。思い出してしまった今日の自分の不可解な行動を振り払う様に首を横に振ると餌を食べる猫をのんびりと眺めて)
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