・・・あ、な、なんでもないです。だ、駄目じゃないですか、まだ歩いたりしちゃ! (しばらく見とれていると、あんな傷で何を思ったのかベッドから降りてこちらに歩いてきていた。ほうけていたためか反応が遅れ、相手が部屋の入口まできて「・・・どうした?」と尋ねられるまでぼーっとしていた。相手の声に意識を引き戻されると、見とれていた事実が少々照れ臭かったため、ごまかすように上記を言い