ヌシ。 2013-10-01 22:49:50 |
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「え、あぁ……へー。」
(先生の教えにも何処か上の空になりがちで、問題を解こうとしても集中力が切れてしまう。何と言うか先生とのこの距離を、意識し始めてしまった、…と言うか。今さら何だか男の人何だなぁ、とか。集中が出来ない方へと考えが逸れてしまう。チラ、と時計を見てもう直ぐ一時限目が終わる、と同時に安心と物足りなさが心の片隅に残った。
チャイムが鳴り私が次の授業を受ける準備をしていると、先生は女性徒へと寄っていった。何となくモヤッとチクリとした痛みが胸を襲う。そして、先生が女性徒の額に触れた時どうしようも無く見ていられなかった。そして知る、私は…女性徒に嫉妬していると。それに気付くのは時間も掛からず、女性徒のスッキリとした嬉しそうな顔を見ると気持ちがもっと苦しくなる。でも、確かに嫉妬とはまた違う…淡い想いが確かに形へと変化して行った。
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