私は、ずっと貴方を待っていた。
それなのに……、
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教師×幽霊生徒
+物語
旧校舎の3年A組の教室に“出る”という噂を聞いた貴方は、生徒に頼まれそれを調べに行くことに。
そこに居た幽霊の私。
校内から出ることのできない私の相手をしてくれる貴方に、徐々に惹かれていくけれど――。
+補足
私は、六十年前、教師である貴方のお父様と付き合っていた。
ある日、“話がある”と言われ校門の前で待っていたところ、飲酒運転によるトラックの衝突事故で……。
もう彼に会えないことは理解しているが、成仏できずにいる。
そこへやって来た、“彼”にそっくりな貴方を見て驚くけれど、そんな筈はないと切り出せずにいる。
(更に、貴方のお父様は婿養子に入った為、苗字が変わっているので気がつかない)