…… (今夜は七夕か。そう思いながらアジトでベランダであの日々の夏風がそよいできては瞼を閉じてポケットに手を突っ込んだままフードをかぶっていては赤い目から瞳を解除して現れては「さて新たな物語でも作るかとしよう」と背を向けたまま呟き