――…お前は隙が有り過ぎんだよ、この鈍感野郎。(これだけ忠告しても受け入れずしれっとした態度の相手に痺れを切らしたのか、階段を上る途中で足を止め相手を壁に貼り付ければ、ほぼ同じ高さの目線の相手に顔を近付け苛立ちを吐き捨てるように言って。「構って欲しいんじゃねぇ…俺が構ってやるんだよ。お前、何もわかっちゃいねぇからな」静かに告げた後相手を解放すれば先に階段をかけ上がり屋上の扉を開け)