主 2013-08-25 21:47:30 |
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(ため息をつく音が微かに聞こえた。そして振り向いた彼奴は槍投げになったように言葉を返した。余計なことを言うな、その言葉は少し不思議に思い。だって今から行くのはスーパーでだから。とても俺が馬鹿にしたくなるような事があるとは思わない。なんて疑問を浮かべつつも行けば分かるか、と納得をし。「何だよ随分上から目線じゃねーか、」少しムッとした表情になり、反発をする。すると彼奴は色々な表情を作りながら何か悩んでいる様子で。考えている事はどうでもいが、急に何なんだと眉を潜めてみて。なにも聞かずに己は彼奴の隣を歩き出す。ふと気がついた。彼奴と俺はもう大分身長差ができていた。そのため、歩く速さが違っていて。隣に並んで歩くために歩幅を彼奴と同じにして歩いてみて。たまにはこういうのも良いかな、なんてボーッと歩いていく道のりの先を見つめて。
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